「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」新旧超人対談企画第1回 石森プロ編 早瀬マサト×會川昇 | アニメ!アニメ!

「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」新旧超人対談企画第1回 石森プロ編 早瀬マサト×會川昇

インタビュー

「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」新旧超人対談企画 第1回 ~石森プロ編~ 
早瀬マサト×會川昇
“秀でていることが理想ではない時代の物語づくり”

2015年10月よりテレビアニメ『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』が放送をスタートする。アニメーション制作にBONES、監督に水島精二、キャラクターデザイン・総作画監督に伊藤嘉之、そして原作と脚本に會川昇が参加するオリジナルアニメだ。ヒットメーカーの集結が、すでに大きな話題となっている。
舞台は、これまで数々のフィクションで描かれてきた「超人」たちが同時に存在する「もうひとつの日本」。我々が住む日本とは異なる「神化」という架空の年代を経たその国では、様々な超人たちが日常として存在していた。さらに超人たちを発見・確保、保護、安全に管理する「超人課」があり、物語はそこから展開する。
『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』では多彩な超人たちの饗宴が描かれるが、そこには日本がこれまでアニメ、特撮、映画、小説などで創り出してきた超人たちへのオマージュも込められていそうだ。
そこでアニメ!アニメ!では『コンレボ』制作陣と、日本のカルチャーシーンに大きな足跡を残す超人を生み出してきたプロダクションとの連続インタビューを企画した。
第1弾は本作の原作・脚本を手掛ける會川昇氏、そして『仮面ライダー』『サイボーグ009』などの多くのアイコンを生み出した石森プロから、現在、新たな超人の物語を世に届ける早瀬マサト氏による対談を届ける。石ノ森章太郎がヒーローを通じて描いてきたのは何だったのか?そのなかでの超人とは?そして現代の物語づくりとは?ふたりの会話から伝わるに違いない。
[取材・構成=沖本茂義]

『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』
2015年10月よりTVアニメ放送開始

『サイボーグ009VSデビルマン』
10月17日(土)より新宿バルト9ほか 2週間限定イベント上映

abesan■ 石ノ森作品で描かれた“身近に潜む恐怖”

――石ノ森章太郎先生といえば、数々のマンガ・アニメの原作を思い出します。石ノ森作品原作のアニメや特撮の原体験からお聞きしたいのですが。おふたりともお生まれが1965年と同じですが、世代特有の体験もあるのでしょうか?

早瀬 
私たちは、いちばん特撮やアニメにどっぷりと浸かっていた世代だと思うんです。幼少期のころは、石ノ森作品だと『仮面ライダー』(71)や『人造人間キカイダー』(72)がありました。ほかには『ウルトラマン』(66)もありました。1965年生まれなので「ウルトラマン」は初回放送ではありませんが、当時は繰り返し再放送されていたのでよく観ていました。

會川 
当時は録画という概念がないですから、テレビで放送されているのはとりあえず観なければいけません。ただ当然テレビで見逃している回もありました。手元に残すという点では、雑誌や単行本の存在が大きくて、マンガは強く印象に残っていたりします。石ノ森さんによるマンガもそうですね。 

早瀬 
テレビ放送は一期一会ですけど、マンガは繰り返し読めますからね。『仮面ライダー』のコミカライズはすがやみつるさんがやられていたんです。繰り返し読んだ記憶があります。

――そうしたなかでとくに印象的だった石ノ森作品は何でしょう?

早瀬 
私がいちばん夢中になったのは『人造人間キカイダー』です。テレビ版も観ていたんですが、石ノ森先生が「週刊少年サンデー」に連載していた原作マンガがあまりにも衝撃的でした。絵柄は可愛らしいのですが、ストーリーはテレビ版よりもずっとハードなんです。悲観的なラストにも胸を打たれました。メッセージ性が強くて、単なる勧善懲悪ではなかったんです。
「変身ヒーロー」というと子ども向けな印象があったのですが、この『キカイダー』に触れた時それとは違うと感じました。

會川 
『キカイダー』の単行本はサンデー・コミックスで全6巻でしたよね。サンデー・コミックスは額縁がついた装丁が特徴で、本棚に全巻並べるとほかのコミックスにはない統一感があって、ストーリー以外でもすごく大人っぽく感じられた。
実際、大人になっても繰り返し読み返しましたね。実はテレビ版は夜8時に放送されていたので、親からは「大人の時間だ」と言って、ほとんど観せてもらえませんでした(笑)。


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