これに合わせて編集部では、「お薦めエピソード」と「お気に入りのキャラクター」連載企画も実施。編集部とライターがお薦めを紹介している。
第3回は、編集部のタカロクが推す、このエピソードとキャラクターだ。
[お薦めのエピソード]
■ 第10話「運命の幻影」
悪と断定したものを抹殺するインフェルナル・クイーン(IQ)が、科学万能母艦IQ号と共に日本へ飛来した。その容赦ない処刑に歯止めをかけようとする超人課だが、仮面の公共保安部長・赤光が、IQのリーダーと兵馬が同じ姿であることから疑われる。
兵馬は時間操作能力があり、今までその能力でサポートしていたが、実際はこの時空の人間ではなかった。この時代には3回訪れ、一人目は歴史警察の隊員・スーパージャガーとして、二人目はIQのリーダー・アキラとして、そして三人目は超人課の芳村兵馬として存在している。
偶然見た目が同じスーパージャガーを見つけてしまった星野輝子は、兵馬から真実を聞く。兵馬は、二度目の来訪の自分の姿であるアキラと敵対することを予測していた。アキラを殺すことで自分の存在も消滅することを受け入れ、立ち向かう。
タイムパラドックスからの自分が自分を殺すという展開は、ゲストキャラなら分かるが超人課のメンバーになるとは思わず驚いた。兵馬の能力についてやっとここで明かされたという気持ちもあり、色々とすっきりした回だ。
[お気に入りのキャラクター]

■ 芳村兵馬(CV:川島 得愛)
物語には必ず「やれやれ」といった言葉や軽いため息が似合う苦労人のイケメンがいる。それが芳村兵馬、通称・ジャガーだ。見た目は変身前のヒーローという雰囲気だが、豹のような姿に変身できることには最初驚いた。公式サイトで“ハンサム”という表現されているが、話数を追っていくとなんだか納得する。
自分の存在が消えようとも自分を殺すことを決断できる男というのも最高にカッコいいが、3人の彼は方向は違うものの“守る”ために行動した結果だ。ある意味この作品で正義感が一番強いのは彼じゃないだろうか。
(C)ボンズ・會川昇/コンクリートレボルティオ製作委員会