プロの現場でも十分通用する21.5インチの新型エントリー液タブ「Kamvas 22(Gen3)」―現役漫画家が実戦投入して感じた大画面の利点 | アニメ!アニメ!

プロの現場でも十分通用する21.5インチの新型エントリー液タブ「Kamvas 22(Gen3)」―現役漫画家が実戦投入して感じた大画面の利点

Huionが展開するKamvasシリーズは、高性能なスペックや安価な価格設定で多くのプロの漫画家やイラストレーターに支持されています。本稿では、「Kamvas 22(Gen3)」をプロの漫画家に実際に使用してもらい、使い心地や実際の仕事でも使用できるのかを伺いました。

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プロの現場でも十分通用する21.5インチの新型エントリー液タブ「Kamvas 22(Gen3)」―現役漫画家が実戦投入して感じた大画面の利点
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Huionが展開するKamvasシリーズは、高性能なスペックや安価な価格設定で多くのプロの漫画家やイラストレーターに支持されています。

そんな同社は、21.5インチ液晶タブレットの第三世代となる最新型「Kamvas 22(Gen3)」をラインナップに投入。エントリー市場向けとしながらも、大画面なだけでなく、高精細な解像度かつ優れた色精度、16,384段階の筆圧感知できるデジタルペンなど、プロフェッショナルの領域でも使えるスペックに仕上がっています。

本稿では、「Kamvas 22(Gen3)」をプロの漫画家に実際に使用してもらい、使い心地や実際の仕事でも使用できるのかを伺いました。

「Kamvas 22(Gen3)」公式ストアページはこちら「Kamvas 22(Gen3)」Amazon販売ページはこちら

「Kamvas 22(Gen3)」の特徴は、21.5インチの大画面かつ2.5Kの超高精密解像度、90Hzの高リフレッシュレートで16,384段階の筆圧感知による滑らかで自然な書き心地など、エントリー向けとは思えない仕様になっていることです。

Huionとしては、前世代からの単なるアップグレードではなく、クリエイターが妥協なく可能性を引き出せる性能を持たせつつも、コストパフォーマンスに優れているとしています。

Kamvas 22(Gen3)の背面。調整可能なスタンド ST100Dを装着した状態。
電源ポート、HDMIポート、映像入力にも対応したUSB Type-Cポートは背面に配置。大画面のため、USB Type-Cでの映像入力にもAC電源ケーブル接続が必要。

スタンドは20°から80°まで調整が可能。
本体上部に取り付けられるペンホルダーも付属。
同梱品。デジタルペン、台座、各種ケーブル類など必要なものは一式揃っている。

パッケージ内容

  • ペンディスプレイ ×1

  • PW600Lペン ×1

  • 調整可能スタンド ST100D ×1

  • HDMIケーブル ×1

  • フル機能 USB-C to USB-Cケーブル ×1

  • ACアダプター ×1

  • AC電源ケーブル ×1

  • USB-A to USB-Cケーブル ×1

  • ペンスタンド PH06 ×1

  • 交換用ペン芯 ×10

  • ペン芯クリップ ×1

  • 描画用手袋 ×1

  • クリーニングクロス ×1

  • クイックスタートガイド ×1

今回、「Kamvas 22(Gen3)」を使用してもらったのは、プロの漫画家でアニメ!アニメ!の姉妹メディアGame*Sparkでも漫画連載を持っていた田澤類氏。普段の仕事では他社製品の液晶タブレットを使っているという田澤氏に、Huionから提供された実機を1週間仕事で使用してもらいました。

漫画家歴10数年の田澤氏が本音レビュー。大画面がもたらす「思考の途切れない」作業

――仕事の作画作業で液晶タブレットはいつ頃から使い始めたのでしょうか。

田澤:アシスタントをしていた若い頃、まだ原稿がアナログの時代から僕は自分の画力に対する不安を画材に凝ることで埋めようという意識が強く、新しいペン先やマーカー、特殊定規が出ると片っ端から集めていました。デジタル導入もかなり早かった方だと思います。業界はまだ紙とインク中心でクリスタもコミスタもなかったですがphotoshopに漫画用の拡張ツールを入れペンタブも導入しました。タブレットはこの20年で5枚乗り継ぎました。

今はプロットもネームも全部モニター上で完全にフルデジタルです。紙で描くのは色紙を頼まれたときくらいです。

――「Kamvas 22(Gen3)」を仕事で使ってみていかがでしたか。

田澤:21.5インチの大画面はいいですね、やっぱり。僕はウインドウをいっぱい出すタイプなんですが、ツールもレイヤーも、資料も、とにかく並べて作業します。以前使っていたサイズだとどうしても置ききれなくて、サブモニターに逃がしていました。でもそうすると、ツールを触るたびにマウスに持ち替えないといけない。ペンから一度離れるんですよね。その“持ち替え”が、地味に思考を途切れさせるんです。

普段の仕事で作業している状態を再現してもらった。

今回のサイズだと、全部画面内に置けるし、ペンのまま触れます。「大きければ大きいほど助かるんだ」って、正直、使ってみて初めて実感しました。普段は半分以上のウインドウを別モニターに逃がしていましたが、今回は左右にしっかり配置できますし、作業効率は確実に上がっています。電源ケーブルは別途必要ですが、USB Type-Cで繋げられるのも便利ですね。コードは少ないに越したことはないです。

田澤氏が普段仕事をしている環境。

――デジタルペンによる書き心地はいかがでしたか。

田澤:最初は設定がリセットされていたので少し戸惑いましたが、チューニングすればこれまで使っていたものと遜色ない感じで使い始められました。

PenTech 4.0技術が採用されたPW600Lスタイラスペン。

軽いタッチの筆圧表現はすごくいいですね。ペンの使用感は、今まで使っていた機種と比べ浅く押し込んで線を引く場面でより繊細に描けるように感じます。僕の筆圧は低めでペン先の消耗も元々少なかったので参考になるかわかりませんが、ペン先がすぐにすり減ってしまうような印象はありませんでした。

液晶ディスプレイのため視差はほぼゼロとは行かないが、非常に少なく気にならないレベル。

――ペンの傾き認識はどうでしたか。

田澤:実を言うと、普段はあまりペンの傾きを意識しないんですよ。漫画は基本的にペンツールなので、極端に傾けて描くことが少ない。でも今回、意識してやってみたら「確かに違うな」と思いました。鉛筆っぽい使い方をすると、幅や濃さが自然に変わりますし、筆ブラシを使いこなす人なら、より恩恵を感じると思います。正直、最初は「違いがわからないかも」と思っていましたが、試すと全然違う感じがする。そこは素直に驚きました。

――ディスプレイの視認性についてはいかがでしたか。

第2世代低反射AGエッチングガラスを採用しているため非常に反射が少ない。

田澤:2.5K解像度による視認性の向上はかなり感じました。粒感がまったくない。これ、見た目の綺麗さだけじゃなくて、長時間作業で効いてくるんです。画像が荒いと目が疲れやすくなります。原稿作業だと10時間でも20時間でもモニターを見続けることになりますが、今回1週間使っても疲れは感じませんでした。昔は、ここまで綺麗な画面はハイエンドモデルでないと手に入らないと思っていたので、エントリークラスでこのクオリティには正直びっくりです。

90Hzのリフレッシュレートのせいか、応答性は良くてペンの追従時のラグも感じません。描いていて本当に不満はないですね。

――カラーの色精度はいかがでしたか。

田澤:漫画はほぼモノクロなので、カラー作業は仕事全体の10分の1もありません。ただ、カラー原稿の作業の際は発色は十分綺麗ですし、他のモニターに映しても差は感じませんでした。モノクロモードもありますが、モノクロ原稿の作業だと画面はより見やすいかもしれません。

――耐久性についてはどのように感じましたか。

田澤:正直ここが怖いところですね。やはり締切前に止まるのが一番困ります。だからどうしても機材選びは保守的になり、昔から使っている信頼性のあるメーカーを乗り継いできました。今回1週間使った範囲では長時間連続使用しても発熱もなく、動作も安定していました、しかし本当の評価は年単位で使わないと分からない。そこは様子を見たいですね。でもHuionは国内に修理窓口もあるので、その点では国外の他社製デバイスよりも安心かも知れません。

設置面にはゴムパーツが付けられており、本体や設置場所への傷や振動にも配慮されている。

設置面にはゴムパーツが付けられており、本体や設置場所への傷や振動にも配慮されている。

――「Kamvas 22(Gen3)」にはゲーミングデバイスみたいに背面LEDが搭載されてますね。

田澤:これにはちょっと驚きました。色を変えられるのは面白いですね。僕は自宅で使っているときは水色にしています。暗い部屋でPCだけつけて作業することがあるので、背面LEDでUSBポートが見やすくなるのは地味に便利です。作業中に光が気になるということも特になかったです。

反対側はLEDで光るようになっていて自分の好きな色に変更できるので個性も出せる。

――「Kamvas 22(Gen3)」で特別にカラーイラストも描いていただきましたが、どれくらい時間がかかったのでしょうか。

田澤:作業時間は17~18時間ほどかかりました。理想は10時間以内ですが、僕は優柔不断なので線の引き直しや色の微調整に時間がかかってしまうんですよ。レイヤーは40枚前後。下書き→線画→カラー→背景→エフェクト→ハイライト→ロゴ配置という流れで進めています。ロゴも縦横で試し、下の色とかぶらないように色を調整しています。僕はカラーには特に苦手意識があって、細かい調整が長いんです。だからこそ、少しでも作業効率が上がるギアは有難いです。「Kamvas 22(Gen3)」はこれまでの環境よりも効率をあげてくれたと思います。

下書きレイヤー
線画レイヤー
カラー作業レイヤー
ロゴも入って完成

田澤:作業時間は17~18時間ほどかかりました。理想は10時間以内ですが、僕は優柔不断なので線の引き直しや色の微調整に時間がかかってしまうんですよ。レイヤーは40枚前後。下書き→線画→カラー→背景→エフェクト→ハイライト→ロゴ配置という流れで進めています。ロゴも縦横で試し、下の色とかぶらないように色を調整しています。僕はカラーには特に苦手意識があって、細かい調整が長いんです。だからこそ、少しでも作業効率が上がるギアは有難いです。「Kamvas 22(Gen3)」はこれまでの環境よりも効率をあげてくれたと思います。

最初はエントリーモデルと聞き、「初心者の入門にはこれで充分」みたいな感想を用意していたのですが違いました。普通にプロの現場で使えると思います。スペック的には何の問題もないです。正直、10年位前までの国外の他社製タブレットは実際仕事場で使ってみて脆弱性や応答速度、精度の点で商業の現場では厳しい印象を持っていました。でも今回使ってみて、本当に時代の変化を感じましたね。値段は昔より安いのに、性能は格段に良くなっていると実感しました。初心者の方でも手に入りやすい価格帯になっていて、プロから初心者まで幅広いユーザーが使えそうです。


「Kamvas 22(Gen3)」は、21.5インチの大画面かつ高精細なディスプレイと精度の高いデジタルペン機能を持ち、漫画や他のプロのクリエイティブ作業でも活躍できるスペックを誇りながらも低価格という、非常にコスパの高いエントリーモデルのフラグシップとなっています。

これからデジタルでイラストを始めてみようという人の初めての液晶タブレットとしてだけでなく、仕事で買い換えが必要になって新機種を探しているプロのクリエイターの選択肢にもなれるポテンシャルを持っています。

「Kamvas 22(Gen3)」は、3月3日より公式ストア公式Amazonにて先行販売を開始。通常価格は94,800円(税込)です。

【スペック表】

  • 名称:Kamvas 22(Gen3)

  • 型番:GS2203

  • 発売日:2026年3月3日

  • LCDタイプ:IPS 90Hz

  • 画面サイズ:21.5インチ

  • アクティブエリア:475.392×267.408mm

  • 解像度:2560 x 1440(16:9)QHD

  • リフレッシュレート:90Hz

  • PPI:137PPI

  • アスペクト比:3:2

  • 輝度:250nit

  • コントラスト比:1000:1

  • 色温度:Default: 6500K (Optional: 9300K)

  • 応答時間:14ms(Typ.)

  • 視野角:89°/89°(H)/89°/89°(V)

  • 平均デルタ△E:<1.2

  • 色空間:99%sRGB/ 94%Display P3/ 90%Adobe RGB/ 99% Rec.709

  • ディスプレイカラー:16.7M(8bit)

  • ペンテクノロジー:Pentech 4.0

  • ペン解像度:5080LPI

  • 筆圧レベル:16384Levels

  • 精度:±0.3mm(Center)/ ±2mm(Corner)

  • 検知高さ:10mm

  • 読み取り速度:>260PPS

  • 傾斜角:±60°

  • デジタルペン型番:PW600L

  • 電源入力:AC 100-240V, 50/60Hz

  • 電源出力:12V 3A

  • インターフェース:HDMI、DC、USB-C

  • 外形寸法:527.7×324.7×16-36.7mm(スタンド除く)

  • 正味重量:3.6kg(スタンド含む)

  • カラー:ダークグレー

  • 調整可能スタンド:20°~80°

  • Vesa穴 :75*75mm

  • OSサポート:Windows 7 or later/ macOS 10.12 or later/ Android(USB3.1 DP1.2 or later)/

    「Kamvas 22(Gen3)」Huion販売ページはこちら
《蟹江西武》
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