「ジャパン・エキスポ」会場内見聞録 【2】
同人誌ブースは、日本の多くの即売会と同じく、会場共通の長机で頒布を行っていた。バンドデシネの文化を持つ国だからだろうか、昨年ロサンゼルスのコンベンションで見た同人誌ブースよりも、(コマ割り)マンガになっているものが多かった。
また、1枚絵のカラーイ
フランスのアニメDVD事情 DVDはどこで売っているのか?
【街中でみかけない日本アニメ】
7月3日からフランス・パリで開催されたジャパン・エキスポに合わせて、パリ市内のDVDや書籍・マンガの小売店を周ってみた。フランスは、日本や東アジア地域を除けば、世界で最も日本のアニメ・マンガの人気地域とされるだけに、そう
アニメと米国ポップカルチャーの融合
「ロボット・チキン」を取り上げるアニメエキスポ
日本では夏というには少し早いが、5月は米国の夏シーズン始まりである。米国でも夏シーズンは、日本と同様に、学生や子供に向けた様々なイベントが開催される。
そうしたひとつに全米最大のアニメイベントAnime
次世代ディスクの普及と北米アニメDVDの今後
【日米で大きく違うアニメDVDの価格】
日本のアニメDVDの販売価格は、しばしばオタクプライスと呼ばれることがあるように、実写映画やテレビドラマなどに較べてかなり高めに設定されることが多い。こうした価格設定はアニメ制作にかかる高い費用とその製作費の回収
なぜ米国でアニメDVDは儲からないのか?
ここ1、2年、米国市場で日本アニメのDVDが売れないことが現地を中心に問題になっている。実際に、今年になって米国の市場シェア第3位のジェネオン エンタテイメントUSAが北米市場からの撤退を決めたのは、こうしたマーケットを覆う不況のためである。また、同社以外の
コムキャストが違法アニメのダウンローダーに警告?米国での奇妙な噂
11月17日、米国の日本アニメの違法配信ファイルを紹介する大手サイトAnime Sukiのフォーラムに、少し奇妙な投稿が掲載された。この投稿はAnimeSukiのスタッフ自身によるものである。
投稿によれば米国の大手ISPであるコムキャストが、同社のインターネット接続サ
ICv2ランキング07年第3四半期 アフロサムライ 1位を読む
アメリカのポッカルチャー業界情報誌「ICv2」が2007年の第3四半期(7~9月)のアメリカにおけるDVDのトップテンを発表した。
それによると第1位に輝いたのは『アフロサムライ』である。同作は、元々アメリカ市場向けに作られた作品であるが(当サイトインタビュー記
グローバル化する韓国アニメの強みと弱み
8月24日から26日まで、東京・秋葉原のAKIBA 3Dシアターで第6回東京アニメアワードフィルムフェスティバルが開催された。
フェスティバルは今年3月に選ばれた東京アニメアワードの受賞作品を紹介するものである。また同時に、韓国文化コンテンツ振興院との提携により
アニメエキスポ アメリカのコスプレイヤーから学ぶこと
日本でもアメリカにアニメファンが多いということは、見聞きすることができるし、人気タイトルが何かも分かる。ただ、彼らがどう楽しんでいるのかや、何を面白がっているのかは、日本にいるだけでは、本当のところ、息吹までは分からない。
だから、アニメエキスポ
米国同人誌事情とコピック AX2007編
アニメエキスポにおいて一般参加者側の主役といえばやはりコスプレということになる。新旧とりまぜて、そしてアメリカ独特の人気キャラが勢揃いしている様は圧巻だ。
このような大規模イベントというと、日本ではコミケが連想されるが、コスプレイヤーと同人作家の
JETIXヨーロッパは日本のライバルになる?
2006年も好調だった JETIXヨーロッパ
ヨーロッパの4大子供向けチャンネルのひとつJETIXヨーロッパの業績好調が続いている。ウォルト・ディズニーの傘下に入った2004年以来、同社の業績成長は続いており、2006年の売上高は1億6280万ユーロ(約265億3000万円)と前年
コミックとマンガ・アニメファンを隔てる壁
アメリカのサブカルチャー分野のコンンベン・ニューヨークコミコン(NYコン)に行って来た。NYコミコンのアニメ・マンガが他のサブカルチャーと同等の存在として取り上げるこれまでにないコンセプトに興味を惹かれたからである。
これまで、マンガ・アニメとい
(11/27)アニメとアニメーションの狭間で
日本アニメーションの持つ独特の表現スタイルを『ANIME』と海外で呼ぶことは珍しくなくなった。それは、マニアの間だけでなくアメリカ、アジアやヨーロッパの新聞雑誌からビジネスの現場、アカデミックな研究分野まで普通に使われている。
しかし、日本のアニメーシ
(11/3)NARUTOとハガレン 米国での人気
アメリカのアニメ、マンガビジネスの間で『鋼の錬金術師』と『NARUTO』に対する注目が高まっている。両作品が注目されるのは、単純に人気がありビジネス的にも成功しているだけでなく、その人気がアニメファンに留まらない幅広いファンを開拓しつつあるからである。
日本アニメが米国で失速?
6月18日の日本経済新聞の夕刊が『日本アニメ、米で人気減速』と題した特集記事を組んでいる。記事の論調はかつて米国を席巻した日本アニメは既に人気がなくなってきており、日米合作に活路を見いだしつつあるというものだ。
日本アニメがより広いマーケットを目指し
韓国アニメは『ANIME』になりえるか?
韓国アニメーションが伸びている。韓国アニメーションは潜在的な日本アニメの脅威かもしれない。最近、そんなことを考えていた。そう思っていた時に、米国の映画興行成績の情報サイトBox Office MOJOで面白いものを見つけた。このサイトは、週別、年度別のほか、監督

