――『Go!プリンセスプリキュア』はタイトルにあるように“お姫さま”がコンセプトとなっています。おふたりは子どものころ“お姫さま願望“はありましたか?
嶋村
わたしは『美女と野獣』(91)のヒロインのベルがすごく好きで。知的だし思いやりがあって勇敢、わたしにとっては憧れのプリンセスでした。
―ベルのようにシンデレラ・ストーリーを歩みたい、と?
嶋村
いや、そういうわけじゃないんですよ。どちからというと、パーティで食器たちがもてなしてくれるのがなんとなく素敵で。
山村
侑さん、そういう小さくて可愛らしいのが好きなんですよ。『パンプキン王国のたからもの』でも、パン、プウ、キンという妖精が登場するんですけど、彼らにずっとキュンキュンしていました(笑)。
嶋村
そうそう(笑)。だから、わたしの場合、プリンセス願望とはちょっと違うかもしれません……。ひびくちゃんはどうだったの?
山村
わたしは、プリンセス願望強めな女の子でした。シンデレラのお話が大好きで、ガラスの靴やフリフリのドレスにも憧れて。小さいころ、可愛いワンピースをお店で見つけて、サイズがちょっと合わなかったんですけど、どうしてもそれを着たくて「お母さん、買って!」とお願いしたことがあったり(笑)。とにかく女の子らしいキラキラしたもの、フリフリしたものが好きでした。
――では、この作品に出演されて、ある意味夢が叶った感じですね。
山村
そうなんです。プリキュアシリーズは、声優になってからも憧れを感じていたんですけど、なかでも“プリンセス”をモチーフにした作品に出演できると知ったときは、飛び上がるほど嬉しかったです。