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なぜポリゴン・ピクチュアズは、3DCGアニメ業界の先駆者になれたのか? 創業35年の歩みと展望を聞く

アニメサイト連合企画「世界が注目するアニメ制作スタジオが切り開く未来」の第5弾は、ポリゴン・ピクチュアズの守屋秀樹プロデューサーにインタビュー。いまも挑戦を続ける同スタジオのこれまでの歩みと今後の展望を訊いた。

インタビュー
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挑戦を続けるポリゴン・ピクチュアズ



――新しい試みとしてVRにも力をいれています。

守屋
講談社さんと「講談社VRラボ」という会社を立ち上げました。
ですが、新メディアとしてVRだけを考えているのではありません。今年はグリーさんとも資本業務提携を結び、様々なメディアに3Dモデルを展開できる仕組みの開発に着手しました。
僕らは3Dで作品を作っているので、この強みを、もっといろいろな形で活かしたいんです。例えばアニメ用に作った3Dのキャラクターモデルは、ゲームやVRなどにスピーディーに転用できるんじゃないかと。
最終的には、3Dモデルを1つ作ったら、ワンタッチで各メディア用に変換できるようなシステムを開発する予定です。

これまで複数のメディアでコンテンツ展開するとき、大きなタイムラグが発生することが課題でした。
例えば、アニメが放送されて、その後ゲームの制作が決まったけど、ゲームが発売できたのはアニメから2年後だったといったケースは多い。
3Dモデルを可能な限り活用して、こうした複数のメディアでのコンテンツ展開を短期間でおこないたいと思っているんです。

将来的には、グリーさんと共同開発するシステムを活用して、VRを含む新メディアやゲーム、3Dキャラクターを使ったライブ活動など、アニメの枠を超えたコンテンツ展開をしていきたいと考えています。

――最後に、世界中のアニメファンにメッセージをお願いします。

守屋
おそらく皆さんはスタジオジブリやピクサーの作品は、複数の作品を観ていらっしゃると思います。もし、この記事をきっかけに「ポリゴン・ピクチュアズ」というスタジオに興味を持ってもらえたのなら、例えば『シドニアの騎士』『GODZILLA』は観たことがあるという方は、是非、『BLAME!』『ロスト・イン・オズ』など、我々が制作した他の作品も観てもらいたいですね。
どの作品も日々のトラブルを乗り越えて、何か新しいチャレンジに挑戦するように努力して作ってきた大切な作品ですので。

現在、アニメ、ゲーム、イベント、VR、VTuberと、僕らの仕事も垣根を越えて広がってきています。
会社のホームページでも随時発表していきますが、当社が関わる様々なプロジェクトに注目してもらえるとうれしいですね。
僕らのビジョンには「誰もやってないことを圧倒的なクオリティで世界に向けて発信する」というのがあるんです。
今後もいろんなスタイルに挑戦して、ポリゴン独自の表現で、世の中が驚くような映像を生み出していきたいですね。

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この連載記事では、インタビュー記事を読んでくれた“あなたが直接アニメスタジオに応援や感謝のメッセージを送れる”ファン参加型の企画を実施中!
アニメ!アニメ!もパートナーの1社で参画しているコミュニティ通貨「オタクコイン」内の企画で、この秋ローンチを予定のアプリと連動して行います。


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《animeanime》
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