アニメ化も決定「アカメが斬る!」バトルシーンの描写と、高い死亡率が織り成すスピード感が堪らない | アニメ!アニメ!

アニメ化も決定「アカメが斬る!」バトルシーンの描写と、高い死亡率が織り成すスピード感が堪らない

レビュー

文: 栗本浩大

7月よりテレビアニメ『アカメが斬る!』がスタートするが、縁あって原作紹介をさせて頂けることになった。コミック『アカメが斬る!』は、『つよきす』や『真剣で私に恋しなさい!!』のタカヒロ氏が原作、田代哲也氏が作画を担当し、月刊ガンガンJOKERの2010年4月号より連載がスタート。つい先日最新巻の10巻が発売されたばかりの作品だ。

既にアニメ版の公式サイトがオープンし、PVも公開されているが、アニメから本作を知った方はどのような印象を受けているのだろうか……。アクション?ダークファンタジー?萌え?どれも正解である。
ダークな雰囲気の中、狂っている国を正す革命を起こすため、殺し屋集団「ナイトレイド」が悪と戦う話なのだから。殺し屋と言っても、狂った世界を「外から壊す」ことを選んだ者たちの集まりであるため、いわば正義の殺し屋と言えよう。対して政府側はエゴイストの集まりで、同情のしようもないほどの悪だ。そのため正義vs悪の構造がシンプルで、非常に親しみやすい。
またある程度話が進むと、狂った世界を「中から直す」ことを選んだ者たちも登場するため、勧善懲悪だけではないストーリー構成も魅力の1つである。では、よくある少年漫画なのかと言えば、他の作品とまったく違う点がある。それは、キャラクターの「入れ替わり」が激しいことだ。

ここで言う「入れ替わり」とは、人が死んで新たなキャラクターが登場すること指している。感覚的には、単行本一巻あたりの平均死亡者数は2人ほどだろうか。これは敵・味方関係なく、最速だと登場した巻の最後には死んでしまうこともある。そのため、一人ひとりの個性が強調されており、名前に関しても非常に覚えやすい工夫がされている。
例えば、目が赤いから「アカメ」、性格がSだから「エスデス」といった具合で、「Dr.スタイリッシュ」なんて名前のキャラも登場する。もちろんビジュアルにも特徴があり、すぐに「入れ替わる」キャラだとしても、ずっと読者の中に残ることは強調しておきたい。

そしてなんといっても、「次はいつ、誰が死ぬんだろう?」という考えが付きまとうバトルシーンの緊張感は必見だ。主要キャラクターは、1000年前に造られた超兵器「帝具」の所有者であるため、中二感溢れるバトル描写がよく描けており、その迫力がグイグイと引き込む。また、超能力過ぎていないのもポイントで、キャラ性能と「帝具」の能力のバランスが絶妙だ。

コミックでは、これらの要素が一貫したスピード感を出しており、非常に読みやすい作品となっているが、アニメではどのような作品に仕上がるのだろうか。
アニメーションの制作は、「刀語」や「STEINS;GATE」、「ヨルムンガンド」などで高い評価を受けるWHITE FOXが担当する。制作現場の熱量も非常に高いと聞くが、どこまで原作のスピード感を再現できているのか注目したい。

『アカメが斬る!』第1話 試し読み
/http://www.jp.square-enix.com/magazine/joker/series/akame/index.html

アニメ『アカメが斬る!』
/http://akame.tv



『アカメが斬る!』
原作:タカヒロ   作画:田代哲也
(C)Takahiro・Tetsuya Tashiro/SQUARE ENIX
《animeanime》
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