TVアニメ「アカメが斬る!」小林智樹監督インタビュー 前編 今だから話せる、アニメオリジナル展開の裏側とは? | アニメ!アニメ!

TVアニメ「アカメが斬る!」小林智樹監督インタビュー 前編 今だから話せる、アニメオリジナル展開の裏側とは?

インタビュー

2014年12月に最終回を迎えたテレビアニメ『アカメが斬る!』。闇に生きる非情の殺し屋集団・ナイトレイドの一員・アカメと出会い、その一員となることになったタツミが仲間とともに腐敗した帝国に立ち向かうダークファンタジーだ。原作は『つよきす』『真剣で私に恋しなさい!』で知られるタカヒロ、作画は田代哲也が手掛け月刊「ガンガンJOKER」で連載中。スピンオフ『アカメが斬る!零』(原作:タカヒロ 作画:戸流ケイ)が月刊「ビッグガンガン」に好評連載中で、その世界は広がり続けている。
TVアニメ版と原作の違いとは? 原作が進行している中でのアニメオリジナル展開の裏側とは? 小林智樹監督に、制作の裏側についてお話しいただいた。
[取材・構成=川俣綾加]  

『アカメが斬る!』
http://akame.tv/

■登場人物それぞれの覚悟を描いた物語

―『アカメが斬る!』全体を振り返る時、小林監督の中ではこの作品は何の物語だったと思いますか?

小林智樹監督(以下、小林)
作中にもよく登場する言葉でいえば「覚悟」の物語で、どの回も覚悟について描かれていると思います。タツミもナイトレイドに入る時に試されるんですよね。腐敗した帝都を良くするためといってもやっていることは殺し屋なので、自分のやることに対してきちんと覚悟を持っているか。
22話でもアカメがウェイブに対して「覚悟のない者はここを去れ!」と言っていますが、まさにこの通りなんです。

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―19話以降のTVアニメオリジナル展開については原作のタカヒロ先生とどんなお話があったのでしょうか。

小林
この企画がスタートしたのが2年前で、原作はまだ物語が進行中だけれどもアニメでは話の最後までをやろうと決めました。するとどうしてもアニメのほうが原作よりも先行してしまいます。そこでタカヒロさんが考えていた物語の流れや結末を聞いていてこちらもシナリオを考えるようにしました。
その中に「タツミがシコウテイザーと戦って死ぬ」ことも最終決戦がアカメ対エスデスになるっていうのも決定していました。ただ、最近の原作を読んでいると、変わってくる所もありそうですね(笑)

―19話以降は予想のつかない展開で、タツミがシコウテイザーと戦って死ぬ23話「皇帝を斬る」は反響が大きかったと思います。「まさかタツミが」という驚きの声も。

小林
それは一応予想していました。タカヒロさんの中にある展開がそうだったし、そのほうが面白くてインパクトがあるかなと思って。タカヒロさんの中で想定していた展開なのですが、先ほども話したように最近の原作を読んでいるとどうなっていくかわからなくなってきました。アニメがあったから原作が変化したのかなと思います。
エスデスの奥の手「摩訶鉢特摩(マカハドマ)」が原作ですでに登場しているのですが、その奥の手をアカメが破ってエスデスが倒されるという流れだと思っていました。ところが、最近の原作ではタツミが摩訶鉢特摩を破っていて、さらにエスデスが「まだ奥の手がある」と言っています。
アニメはもともとあった展開で物語が進み、マンガはそれを受けてさらにアイデアを盛り込んでいるのでないでしょうか。

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《川俣綾加》
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