「魔法の天使 クリィミーマミ」太田貴子さん(森沢優・クリィミーマミ役)インタビュー 前編 今も、実生活が優ちゃんで、仕事がマミちゃん。 | アニメ!アニメ!

「魔法の天使 クリィミーマミ」太田貴子さん(森沢優・クリィミーマミ役)インタビュー 前編 今も、実生活が優ちゃんで、仕事がマミちゃん。

インタビュー

『魔法の天使 クリィミーマミ』はぴえろ初のオリジナルアニメとして1983年(~1984年)に制作、オンエアされた。魔法少女ものであり同時にアイドルアニメでもあるこの作品は徐々に人気を獲得し、最終回で視聴率20%超を記録。幅広い年齢層に支持され、その後も長い間ファンに愛され続け、2013年には30周年を迎えた。
『クリィミーマミ』には数々の魅力があるが、その中でもひときわ印象的なのがその声、そして歌だ。主人公・森沢優とクリィミーマミは、当時デビュー間もない新人アイドルだった太田貴子さんが演じることで、愛らしく初々しさに溢れたキャラクターとして完成した。
この度、Blu-rayメモリアルボックスの発売を記念して太田貴子さんにインタビューを行った。からりと晴れた太陽のような笑顔とともに、当時を振り返りながら語っていただいた。
[取材・構成: 細川洋平]

―アニメ!アニメ!(以下、AA)当時15歳、デビュー間もなく『クリィミーマミ』の主役に決まりました。当時の感想、印象など教えていただけますか。

―太田貴子(以下、太田)
日本テレビ『スター誕生!』でデビューしてから、新人というのもあって徳間音楽工業(現・徳間ジャパン)へご挨拶回りに行ったんです。その時に徳間書店にもお伺いして、当時すごくかわいがっていただいていた尾形さん(※)に、ちょっと貴子来い、って言われて。絵コンテを開いて見せてくれて、今度こういうアニメあるんだけど、どう思う? って。その絵コンテがすごくかわいかったんですよ。いいですね、って言うと、「これ、やるか?」って。鶴の一声でした(笑)。すぐに「やるやる、やらせて!」って返事をしました。今思えばほんとラッキーだったと思います。

―AA
『クリィミーマミ』では声優という以前に演じること自体が初めてのことでした。

―太田
私がすんなり入って行けたのは優ちゃんの方でした。自分の性格にも近かったですしね。マミちゃんの場合は大人の雰囲気が中々出せなくて苦労しました。いろんな方からいろいろな指導を受けて(笑)。そっかそっか、どうしようどうしよう、って思いながら自分なりに努力して、だんだん二役使い分ける様になったと思います。

第1話を見てもらうとわかると思うんですけど、ほとんど棒読みに近いセリフだと思うんですね。自分で見てても「(耳を塞ぎながら)わ~」って思います(笑)。布川さんからも最近になって、貴子はほんとに最初はとにかくへたくそでって、当時のことをけちょんけちょんに言われました(笑)。共演した声優さんも大御所ばっかりでプレッシャーはもちろん感じていましたね。そこで自分なりの努力と指導があった結果、優ちゃん・マミちゃんになれたんだと思います。

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―AA
アフレコの現場はどんな様子でしたか。

―太田
当時は赤坂にある新坂スタジオ(現在は閉鎖)でアフレコしていたんです。スタジオには差し入れの食べ物がいっぱいあって、水島裕さんや井上和彦さんたちも接してみると優しいし、他のみなさんも個性的でマイペースな方ばっかりだったので、すごく楽しくできました。音響監督の藤山房延さん(現在は『藤山房伸』と表記)にもいろいろ教えていただいたり、かわいがっていただいたのを覚えています。

そういえば声を入れる時って、絵が全くなかったんですよ(笑)。モニターの中に出て来る棒線みたいなのを見ながらセリフを入れて、全くどういうふうになるのかさっぱりわからなかった(笑)。もちろんオンエアで、絵が入った作品自体はすごく楽しめました。高田先生が描いたキャラクターや衣装も当時からすごくかわいいって思ってました。

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