コラム・レビュー 書評 ニュース記事一覧(8 ページ目)
書評:『リトル・ニモの野望』
この本は、大塚康生氏が1970年代の終わりから1980年代にかけて関わったテレコムが製作した日米合作の大作アニメ『リトル・ニモ』を巡る物語である。大塚氏はプロデューサー藤岡豊氏を物語の中心に据え、その立ち上がりから顛末までを淡々と語っている。その途方もない
女性のためのアニメ雑誌 米国で発売
女性アニメファンの増加が注目される米国市場で、“The Anime For Girls magazine”のタイトルで女性向けのアニメ雑誌が発売された。発売元は、アニメ関連のコレクタブルアイテムの情報誌を出版しているベケット・バブリケーション(Beckett Publications)である。ベ
英国でアニメーション新情報誌 来春創刊
アニメーション産業の情報を主に取り扱う英国系のオンラインマガジンSkwigly Magazineは2005年春に英国で新たな総合アニメーション情報雑誌を発売すると予定である。この雑誌は、『ビッグ アニメーション マガジン』のタイトルで、英国だけでなく、米国など世界のアニ
『踊るコンテンツビジネスの未来』
軽やかなタイトルとは裏腹に力の入った骨太の内容である。内容はコンテンツビジネスを中心とした時事トピックスと同時にコンテンツビジネスの概論となっている。コンテンツビジネスの定義から始まり、誕生から現状、課題を手際よく解説したコンテンツビジネス理解のた
CESAの東京ゲームショウアンケート調査
コンピュターエンターテイメント産業の調査、研究、普及、啓蒙を行っているCESA(社団法人コンピュターエンターテイメント協会)は、今年9月24日から26日に開催された東京ゲームショウ2004における来場者調査報告書を公表している。この報告書によると本年の東京ゲー
『現代日本のアニメ』:書評
「日本のアニメーションについて真に注目すべきは、単にビジュアル面の表現方法が印象的であるだけでなく、そのストーリー性である。」
本屋に寄ったらなかなか面白い本をみつけた。
『現代日本のアニメ』という米国人によるアニメ論なのだが、なかなかいい線のいっ
『コンテンツ消滅』:書評
正直、新聞でタイトルを見ただけで興味を持って中身も見ずに購入した。なにしろ、正式なタイトルは『音楽・ゲーム・アニメ コンテンツ消滅』と来ているからただごとではない。当然、国やメディアによるコンテンツが日本の未来の産業といった流れに対して疑問を投げか
ニューズウィークの日本ゲームビジネス特集
2004年11月3日号のニューズウィーク日本語版はビジネス特集の中で「ゲーム王国ニッポンの落日」のタイトルで世界市場における日本のゲームソフト産業の衰退ぶりを伝えている。
この記事の中で、ニューズウィークは1998年には米国のゲームソフト市場で市場占有率49%
『すべての映画はアニメになる』押井守
『すべての映画はアニメになる』は、過去20年間に渡ってアニメ雑誌『アニメ-ジュ』に掲載された押井守氏の文章、対談、インタビューをまとめたものである。20年に及ぶ期間、様々な作品と対談者ではあるが意外なほどまとまりがあるのは、押井守氏本人が掲載記事をセレ

