首相官邸のホームページは、内閣総理大臣直属の知的財産戦略本部に設けているコンテンツ専門調査会の第6回調査会(3月31日開催)の議事録を公開している。コンテンツ調査会は、コンテンツビジネス振興に関わる調査、検討を行い内閣府に提言するために2003年10月に設置されたものである。 これまでの第1回から第5回までの会合の中では映画、アニメ、ゲーム、コミック産業を中心に人材養成、資金調達、海外ビジネス、制作・流通構造などの問題が議論された。また、国のコンテンツ政策に対しても少なくない影響を与えて来た。 今回の調査会は約1年ぶりの開催になる。今回はこれまでと違い、マンガ、アニメ、ゲーム中心の議題から新たに料理、ファッション、観光、ブランド価値などが主要なテーマに加わっている。その結果、マンガ・アニメ・ゲームの影は相対的に薄くなっている。 しかしそうした中で、アニメコンテンツを観光と結ぶつける可能性についての関心が高かったようである。議事録によれば、魅力あるアニメ関連の観光施設や海外からの研究者を招くため施設、映画撮影のロケパーク特区などの様々な可能性としてふれられている。また、現在はほとんど存在しないコンテンツビジネスの統計の必要性も指摘されている。 2003年から2004年にかけてはアニメビジネスが注目され、アニメ関連が主要な議題となっていた。それだけに、今回の調査会の議事録をみると取り扱われている産業の範囲の広りようと様変わりに驚かされる。逆に言えば、アニメやゲーム、マンガといったコンテンツビジネスの社会的な位置づけが、ここ2、3年で大きく改善された結果ともいえる。そして、現在の関心は日本産業の中でそうしたコンテンツビジネスの経験を他の分野にどのように広げ、連携させて行くかに移っているように感じる首相官邸 /知的財産戦略本部
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