「AI×Web3アニメ」コンテスト開催! プロデューサーが期待する次世代クリエイティブの可能性 | アニメ!アニメ!

「AI×Web3アニメ」コンテスト開催! プロデューサーが期待する次世代クリエイティブの可能性

新しい潮流をフィーチャーしたAI×Web3アニメのピッチコンテスト「Prince JAM!」が開催決定。国内最大級のクリプトカンファレンス「IVS Crypto 2024 KYOTO」にて実施される。
コンテストに向け、「Prince JAM!」プロデューサー・中山雅弘のインタビューも到着した。

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「Prince JAM!」コンテスト
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  • 中山雅弘(「Prince JAM!」プロデューサー)
  • IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
  • 京都パルスプラザ稲盛ホール

新しい潮流をフィーチャーしたAI×Web3アニメのピッチコンテスト「Prince JAM!」が開催決定。国内最大級のクリプトカンファレンス「IVS Crypto 2024 KYOTO」にて実施される。
コンテストに向け、「Prince JAM!」プロデューサー・中山雅弘のインタビューも到着した。

「Prince JAM!」とは、Puri PrinceとSHAKE Entertainmentが共催するAIショートアニメコンテストだ。昨今、AIの技術やブロックチェーン技術が進展。アニメ特化チェーンなどの最新技術も登場しており、新たなアプローチの作品が増えてきている。PrinceJAM! では、資金調達の新たな流れを受け、日本のコンテンツとグローバルな投資のマッチングを目的に開催している。

昨年のWeb3ゲームピッチコンテスト「SHAKE! KYOTO」と同様に、「Prince JAM!」は作品に焦点を当てたコンテストであり、作品を審査し、事業パートナーや投資を募る形式を取る。

本コンテストの特別審査員には、アニメ業界のレジェンドクリエイターを招く予定。また、一般審査員には配給会社や出版社などの事業会社、さらにはグローバルのVCなどが想定される。

「Prince JAM!」は2024年7月5日に京都パルスプラザにて開催。5月26日まで応募受付中。詳細は下記にて確認を。

■「Prince JAM!」プロデューサー中山雅弘インタビュー

――イベント「IVS2024」について、あらためてご紹介をお願いします。

IVS Cryptoはブロックチェーンに特化した日本最大級のクリプトカンファレンスです。今年は「IVS Crypto 2024 KYOTO with Japan Blockchain Week Summit」として、「Cross the Boundaries」をテーマに、ブロックチェーン技術の進化と応用に焦点を当て、ゲーム、エンターテイメント、AIなどを通じてWeb3.0の可能性や最新のトレンドを知ることができるイベントになっています。

――AI×Web3アニメコンテスト「Prince JAM!」を実施するきっかけについてお聞かせください。

世界的に評価される作品を多数送り出す日本のアニメーションですが、視聴メディアが増える中、日本だけでなく世界の需要に対してまだまだ足りないと思っています。

また、近年様々なAI技術が生活の中で浸透してきていますが、エンタメ、コンテンツ制作の分野でも試行錯誤の上で新しい発明の機会をもたらすのは必然と感じます。さらにアニメ特化チェーンなどの最新技術は、高騰しつつある制作費の資金調達においても新たな流れを生み出しています。

「Prince JAM!」は、これらの状況下で日本のコンテンツとグローバルな投資をマッチングする新たな機会を作りたいという想いで企画しました。

――「IVS2024」の中でコンテストを行うにあたり、どのような狙いや意図があったのでしょうか。

先日、日本映画製作のためのファンド設立のニュースがありましたが、エンタメ業界の背景としてはアニメも同様の状況があり、クリエイターや作品の幅広い創造性、斬新さを尊重するために、しがらみのない座組み組成が必要な流れが確実にあります。その中で「IVS Crypto 2024」には資金調達という意味でも国内外の最新トレンドがあり、また才能あるクリエイターがコンテストという形式で勇敢に自由な発想で挑戦でき、それらを支援してくれるパートナーを探せる環境としても最適だろうという意図がありました。

――AIは近年よく耳にする単語となってきましたが、ポジティブな意見もあればネガティブな意見もあります。AIはどのようにクリエイティブの現場で活用されていくと思いますか?

AIはすでに生活の中で人々の志向性に合わせて適したものを提示してくれるツールとして浸透していますが、クリエイティブの分野では爆発的成長をしている生成AIが話題性もあり盛況ではあるものの、新しい一つのツールであることに変わりはありません。世の中に新しい技術、道具が出てきた時に大事なのは「経済性」と「道徳観」の両立です。

即時に面白いと思えるものがAIで作れるのは当然楽しく、エンタメであればビジネスになりますが、自分勝手に自由なものにしてはいけない。「Prince JAM!」ではコンテストという形式で業界経験豊富な審査員の方々がクリエイターの作品と向き合い、AIに関しては優れている点や気を付けるべき点なども含めて啓蒙していく狙いもあり、今後の活用の中で大事にしてくべき方向性が見えてくると思います。

――AIとアニメの制作において、今後どのような事例が生まれてくると思いますか?

現状ではいわゆるアニメ制作の現場でAIを導入してバリバリという流れはなく、一般の方々と同様のレベルで制作過程の中で個人が作業を軽減する程度ですが、新しい分野の方々がアニメ市場に参入したり、個人の方がいくつかのツールをシステムを組んで一人でアニメ制作する事例は多数出てくると思います。ただ大切なのは、作品制作の中でクリエイターの発信するメッセージや、スタジオがブランドとして提示していくものであることは変わりないと思います。

――AIがクリエイティブの現場に活用される際の課題はあるでしょうか? またその課題についての解決方法や、どのような運用が必要だと感じますか?

AIをクリエイティブに活用する中で、コンプライアンスは創作活動にブレーキをかける懸念もあります。事例を元にブロックチェーンほかこれからの新しい技術を用いたオリジナルの保証や、ビジネス利用のクリエイターへの還元、企業であれば独自の引用データベースの構築など、ツール利用の啓蒙が必要だと思います。

――アニメスタジオやクリエイターの皆さんに、今回のコンテストを通じてどのようにAIを活用していただきたいですか?

今回のコンテストはアニメ制作の工程の中で、一部でもいいのでAIツールを使用するという少しファジーな規定としています。普段使用していない方は特にAIの利便性と楽しさを感じながら新たな創造性に挑戦していただきたいです。その勇敢な精神を評価する方が必ずいますし、そういったチャンスがこのイベントにはあると思います。

―― 最後に読者の皆様に一言お願いします。

Puri Princeとして初めてのコンテストですが、審査員のお一人として、アニメ、ゲーム、小説、漫画、舞台、映画ほか様々なジャンルでご活躍の広井王子さんにお願いしました。他にも素敵な方々に参加いただきます。今回の記事をご覧になって、少しでも興味を持っていただいた方はぜひエントリーしてみて下さい。「Prince JAM!」で創造性の発信の楽しさに触れていただければ幸いです。

【中山雅弘プロフィール】
1997年 株式会社セガエンタープライゼス入社、『サクラ大戦』PJチームにてメディア展開業務担当。以降『シャイニング』シリーズ、『戦場のヴァルキュリア』、『恐竜キング』を担当し、セガタイトルの原作作りを含めて開発部署とIP開発を行う。
『クロヒョウ 龍が如く』実写ドラマ、「初音ミク MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES」等も企画。
2016年 株式会社トムス・エンタテインメント出向、企画プロデュース部にて『笑ゥせぇるすまんNEW』等新規アニメ放送枠にて多数担当。
2018年 株式会社ブシロード入社、『D4D』J等メディアミックスPJを歴任し、同社退職後、株式会社Puri Princeを設立。

■イベント概要
イベント名:Prince JAM!
日時:2024年7月5日(金) 11:00-14:30(予定)
会場:京都パルスプラザ稲盛ホール(500名収容)
   ※IVS Crypto 2024 KYOTO内にて開催
主催:Puri Prince / SHAKE Entertainment
共催:IVS Crypto


■コンテストスケジュール
応募期間:2024年5月13日(月)~2024年5月26日(日)
選考期間:2024年5月27日(月)~2024年5月31日(金)
作品提出:2024年6月10日(月)まで
     ※選考期間前までにデモや企画書の提出は必要です
     ※作品提出締切後も一定のブラッシュアップは可能です

最終審査: 2024年7月5日(金)IVS Crypto 2024 KYOTO「Prince JAM!」ステージにて最終審査
     ※同イベント内の表彰式にてコンテスト結果を発表


■応募規約(一部抜粋)

<応募資格>
本コンテストにおいて審査対象となる応募作品は、以下の要件を満たす必要があります。

・アニメーション全般(CGアニメ、動くマンガ、Webtoon、実写アニメ加工等を含む)
・制作過程の中で部分的にでもAI技術、ツールを使用したもの。
・映像尺:90秒~3分以内
・ 納品形態:MP4、MOV
・対象者:15歳以上の個人、または法人 ※学生作品も対象とします。
・公序良俗に反しない内容であること
・応募要件及び応募規約に同意いただけること
※作品ジャンルは不問となります。

<応募方法>
応募は所定の応募期間中、エントリーフォームを通じてのみ行うことが出来ます。なお、エントリーには、以下のものが必要となります。
・応募者名(複数名での応募の場合は代表者氏名)
・所属(会社名や学校名)
・年齢
・メールアドレス
・電話番号
・ホームページ(法人の場合は企業サイト、個人の場合はポートフォリオやTwitter等)
・応募理由
・作品概要
エントリーの後、事務局からご提出いただいたメールアドレスにヒアリングシートや作品の要件、作品提出フォームの案内を連絡させていただきます。事務局の案内に従いご提出ください。


【アワード】
・IVS Crypto 2024「Web3 Entertainment Zone SHAKE!」ブースでのエントリー作品展示
・業界の著名人やVIPやVCと交流できる「ネットワーキングパーティ」への参加
・IVS Crypto 2024 KYOTOへの参加チケット
・Web3、及びアニメ業界の主要メディアによる記事投稿
・Puri Princeによる作品商業化への支援


「Prince JAM!」コンテスト特設サイト※エントリーやコンテストに関する詳細は「Prince JAM!」の特設サイトをご確認ください。エントリーフォーム
Prince JAM! 運営事務局
Email:princejam@shaker.jp
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