「こまねこ」がAmazonで生まれ変わった理由は?ドワーフ 松本プロデューサーと合田監督に訊く | アニメ!アニメ!

「こまねこ」がAmazonで生まれ変わった理由は?ドワーフ 松本プロデューサーと合田監督に訊く

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「こまねこ」がAmazonで生まれ変わった理由は?ドワーフ 松本プロデューサーと合田監督に訊く
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可愛い人形を使ったコマ撮りアニメーション『こまねこ』が、誕生から10年以上を経て、2016年夏に新たな姿になって登場した。『ワクワクこまちゃん(仮題)』(原題The Curious Kitty & Friends)が、2016年6月よりAmazon プライム・ビデオにてグローバル配信を開始した。
『ワクワクこまちゃん』は長さ12分の完全新作であるだけでなく、キャラクターデザインや演出も従来と大きく変わっている。こまちゃんのデザインはよりスリムに、表情は豊かに、さらにたくさんのセリフをしゃべりだす。ファンが見慣れた『こまねこ』と違った趣きだ。これまでにないこまちゃんの世界が広がる。
今回の配信となったパイロットシーズンは、Amazonが力をいれるオリジナル企画の事前マーケティングの意味を持つ。パイロットシーズンでの作品への反応を見ながら、さらなるシリーズの可能性を探る。
いまや世界中から番組企画が集まるAmazon プライム・ビデオ、そのなかでパイロットシーズン作品に選ばれるのは超難関である。世界的に人気の『どーもくん』でも知られる日本のアニメーションスタジオであるドワーフ(TYO)が、『こまねこ』を通じてこれを勝ち取った。
ドワーフは一体どのようにして、Amazon プライム・ビデオとのコラボレーションを実現したのだろうか。ドワーフの松本紀子プロデューサーと原作・そして今回もキャラクターデザインと監督を務める合田経郎さんにAmazonとのプロジェクトとは?なぜ新しい『こまねこ』なのか?のお話を伺った。

『ワクワクこまちゃん (仮題)』 
http://www.dw-f.jp/CUKI/

■ 『こまねこ』のテーマを子どもたちに向けて:
Amazon プライム・ビデオでの企画誕生の経緯

――まずは松本プロデューサーのお話になると思います。企画が立ち上がった経緯について教えていただけますか?

松本紀子プロデューサー(以下、松本)
私たちの作品では『どーもくん』が海外によく知られているのですが、日頃からもっといろいろな作品を作りたいと思っていたんです。国内だけでなく海外のメディアとも組めるといいなと、いろいろなパートーナーを探ってました。
日本ではいま海外の映像配信サイトが増えて「黒船が来た」と、でも私たちは4年も前からアメリカの仲間を通じて「これからは配信が来るよ」って言われていました。そうしたなかで、Amazonのキッズ向けコンテンツを作っているチームと知り合いになり、コマ撮りのアニメーションのシリーズを一緒にやらないかという話になりました。

――作品は『こまねこ』との話はその時からあったのですか?

松本
新しい作品も含めていろいろな企画を提案するなかで、彼らが「やっぱり『こまねこ』だ」と。作品の持つテーマを子どもに向けて、やりたいとの話です。そこでまずはパイロットを制作することになりました。

――『こまねこ』は、すでに海外でも人気が高い作品ですね。

松本
そうですね。特にフランスでは、子どもが観るのに相応しい映画の認定を受けて劇場公開されています。とても長く公開されていて、2009年に始まっていまでも上映されています。


――合田監督は、『こまねこ』で新たな作品と言われた時の感想はどうでしたか。

合田経郎さん(以下、合田)
フランスでは確かにヒットしたのですが、アメリカでは「『こまねこ』は子供には難し過ぎる、大人にはソフトだ」と言われていました。『どーもくん』は大人気ですけれどね。ですからアメリカのAmazonで『こまねこ』と言われた時は、「あれって?」と驚きました。
それと海外の映像配信会社が欲しがっている日本の作品は、ドラマやエッジの効いたアニメ、ヤングアダルトのものと思っていたから、ファミリーキッズ向けの『こまねこ』というのも驚いた理由です。

松本
アメリカのAmazonスタジオのプロデューサーは、私たちが日本人であるかどうかは関係なくて、『こまねこ』を作るスタジオということで見ていますね。

――アメリカでの『どーもくん』と『こまねこ』の違いはどこにあるのでしょうか?

合田
『どーもくん』は、キャラクターとしてデザインが気に入られたと思っています。『こまねこ』はどちらかというとアニメーションが主体で、アニメーションが好きな人の間で知られていて、同業者には人気でしたね。

――それが『こまねこ』がピックアップされた理由でしょうか。

松本
もちろん『どーもくん』の実績があってですが、キャラクターがあって、物語があるという作品が意外に少なかったのかもしれませんね。

――監督は、新作として『こまねこ』を作ることに気負いというのはありましたか?

合田
めちゃめちゃありましたよ。今もあります。『こまねこ』はずっと自分のなかにある世界観で作っていて、子どもはあまり視野に入れていなかったんです。ただ、僕は震災後ぐらいから子どもに向けて作品を作りたいなと思っていました。世の中には『羊のショーン』とか子ども向けのコマ撮りアニメーションはたくさんあるのですけれど、そうしたところの仲間入りをしたいなって。今回それがまさかの『こまねこ』で実現しました。
それと『こまねこ』はドワーフの代表作だし、コマ撮りだし、やらないわけに行かない。絶対成功させなければいけないぐらいの気持ちですね。


《animeanime》
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