毎年、フランスで開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭(The Annecy International Animation Film Festival)が、2014年に日本の名匠・高畑勲監督をゲストに招く。これは高畑監督が、2014年の映画祭の名誉賞(Honorary Award)を受賞したことを讃えるためだ。また、高畑監督の最新長編作品『かぐや姫の物語』が、映画祭のオープンング作品となることも決定した。高畑監督が、映画祭で大きな注目を浴びることになりそうだ。アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年にカンヌ映画祭のアニメーション部門が独立するかたちでスタートした。その後、コンペティション部門や上映プログラムの拡大、国際見本市やコンファレンスの併設とその規模を大きくしている。現在は最も歴史が長く、その規模や質からも世界で最も重要なアニメーション映画祭となっている。高畑監督は過去に『平成狸合戦ぽんぽこ』で受賞経験もある。加えて、今回の名誉賞の受賞は、フランス、そして世界のアニメーションの世界において、高畑監督の評価の高さを示したかたちだ。高畑勲監督は、1935年生まれ。学生の頃からジャック・プレヴェールやポール・グリモーの作品を愛し、アニメーションの世界に進んだ。1959年に東映動画(現・東映アニメーション)に入社、そこで知り合った宮崎駿監督と知り合い、伴にスタジオジブリを設立する。『パンダコパンダ』、劇場版『じゃりン子チエ』、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』、『ホーホケキョ となりの山田くん』などの代表作がある。また、プロデューサーとしても仕事をしており、『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』などを手がけた。『かぐや姫の物語』は、国内では2013年秋に全国公開された。日本のアニメーション、絵の表現のあらゆる手法を独自の方法で解釈し、新たな表現を実現した。78歳で創り出した野心作だ。海外でどのように評価されるのか気になるところだが、アヌシーがその第1歩となる。アヌシーでの上映は6月9日月曜日、高畑監督も姿を見せる予定だ。また、6月25日からフランス公開も決まっており、話題づくりにも一役買いそうだ。アヌシー国際アニメーション映画祭(The Annecy International Animation Film Festival)/http://www.annecy.org/
「新千歳空港国際アニメーション映画祭」短編部門の入選作品が発表!93ヵ国・地域から58作品入選 2023.8.31 Thu 17:45 「第10回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」が、11月2日か…
学生アニメーション映画祭「ICAF2023」3年ぶりの“完全リアル開催”「国立新美術館」で4日間にわたって200本以上を上映 2023.9.25 Mon 17:45 美術系大学・専門学校の教員推薦による学生作品を上映するアニ…
東映アニメーション、新作アニメ「Le Collège Noir(原題)」を仏スタジオと共同製作へ 欧州発のコンテンツ展開目指す 2023.5.24 Wed 13:00 東映アニメーションが、フランスをはじめとする欧州市場のさら…
「サンリオ」クロミの誕生日記念「#世界クロミ化WEEK2023」開催! 香港でのポップアップから新衣装まで盛り沢山 2023.9.24 Sun 12:00 サンリオキャラクター「クロミ」が、10月31日に誕生日を迎える…
ムビナナ千秋楽!16人と見たピリオドの先― 虹色の旅を振り返ろう♪【アイナナマネージャー座談会】 2023.9.27 Wed 18:30 『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD(…
チリ発アニメ「オオカミの家」は、なぜ人々を熱狂させているのか? 異様な“悪夢のるつぼ”に放り込まれる…! 2023.8.28 Mon 18:00 本作が観客の熱狂を生んでいるのはその悪夢的内容。大ヒットホ…