仲良しの恐竜ママから「かぞくに新しいたまごがうまれました!ぜひ見に来てください」という手紙を受け取ったゾロリとイシシ&ノシシは「おっとっ島(とう)」を訪れるが、その夜に巨大台風に襲われてしまう。海に投げ出された大切なたまごを守るため、海に飛び込んだゾロリ一行は無事にたまごを恐竜ママのもとに届けられるのか???
第一弾の『だ・だ・だ・だいぼうけん!』からさらにパワーアップした“ハッラハラドッキドキ”の新たな大冒険。ゾロリたちは一体どんな活躍を見せてくれるのだろうか?
お調子者でいたずらの天才、でも本当は人情溢れる憎めないヤツ、そんな主人公ゾロリを演じ続けてきた山寺宏一さんに本作について、そしてゾロリの魅力について伺った。
[インタビュー取材・構成:川俣綾加]
『映画かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご』
12月14日(土)より全国ロードショー
/http://www.zorori-movie.jp/
― アニメ!アニメ!(以下、AA)
今回の冒険は何がテーマなんでしょうか。
― 山寺宏一さん(以下、山寺)
大切なたまごを守りながらどんな冒険をしていくのか、ちゃんと恐竜ママのもとに帰せるのかが物語の要ですが、今回も相変わらずのゾロリの世界。「俺様は必ず約束を守る!」というテーマをどう体現していくのかを観て欲しいですね。
もう一つは、映画オリジナルキャラクター「ディナ」も登場していて、すでに原作を読んだ人もまだの人も、二度楽しめるおいしい作品になっています。もう、スピード感もアップしていて絶対面白いですよ! 僕、自信たっぷりです!
― AA
“親子愛”も描かれていて、ハラハラドキドキとはまた違った魅力も見逃せないですね。
― 山寺
そこも今回の魅力の一つで、やっぱり親は子供を命がけで愛しているんです。この作品の中で誰よりもそれを理解しているのがゾロリ。
ゾロリは子供の頃お母さんを亡くしていますから。親子や家族の絆が強く描かれていて、感動するだけじゃなく楽しみながらそれを感じ取れるのもゾロリシリーズの魅力です。
― AA
主題歌についても教えてください。
― 山寺
なんと今回は、僕が主題歌を歌っています。原作者の原ゆたか先生が作詞してくださった「いいかげん」という主題歌です。
ゾロリシリーズで歌は何度も歌わせて頂いていますが、どの曲も素敵なメッセージソングになっています。で、今回はというと、「いいかげん」!
― AA
すごいタイトルですね!(笑)
― 山寺
どの曲も楽しく愉快に、でも心を打つメッセージがあるんです。今回はどうなるんだろう? と楽しみにしていたら「こうきたか!」とびっくりしました。
さすが原先生、さすがゾロリ。主題歌については僕からどんなメッセージがあるというより、聴いた人それぞれに色々な受取り方をして頂きたいですね。
― AA
印象に残っているシーンは?
― 山寺
おならです。言っちゃうと、イシシとノシシはやっぱりおならを出しますよ、今回も! フィーチャーしていますよ?オナラ! 劇場の入場者プレゼントで「イシシとノシシの<<おならマシーン>>」がもらえるくらいですから。