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『あにつく2019』「劇場版『BanG Dream! FILM LIVE』上映会+『フィルムライブという演出』トークセッション」の模様【画像クリックでフォトギャラリーへ】
今回のセッションは「あにつく」では珍しく上映とトークの2部構成となっており、まずはUDX THEATERで映画の上映がスタート。
本作は『BanG Dream!』のバンド5組による全編ライブ作品で、3DCGスタジオ・サンジゲンが手がけた3DCGキャラクターによる華麗な演奏やパフォーマンスが心奪われる仕上がりだ。
上映後には制作スタッフが登場し、本編を鑑賞したばかりの来場者に向けてメイキングを披露した。
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『あにつく2019』「劇場版『BanG Dream! FILM LIVE』上映会+『フィルムライブという演出』トークセッション」の模様【画像クリックでフォトギャラリーへ】
『BanG Dream! FILM LIVE』では総勢25人ものキャラクターがステージに立つことから、トークは3Dモデルの解説から始まった。モデルはゲームイラストに可能な限り近付けるというコンセプトで制作され、髪型やアクセサリーの細部まで丁寧に再現した。
立ち絵はもちろん、キャラを真上から見たイラストや髪の毛をどう結んでいるかまで確認して、どの角度から見ても映えるモデルを作っていった。
とくに髪型が最も難しいようで、三村は「丸坊主が一番楽なのですが……」と漏らして、会場の笑いを誘う一幕も見られた。
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『あにつく2019』「劇場版『BanG Dream! FILM LIVE』上映会+『フィルムライブという演出』トークセッション」の模様【画像クリックでフォトギャラリーへ】
注目は「すべてのモデルの基礎は、Roseliaの湊友希那なんです」という松浦の発言だ。サンジゲンはスマホ向けゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』内、RoseliaのMVから『BanG Dream!』に参加したため、最初に湊友希那のモデルを完璧に仕上げて、それをベースに他のキャラクターを作ったことを明かす。
キャラクターの表情もひとりにつき約80パターンも必要になるが、この作り方であれば他のキャラ同士で表情を活かすことができ、作業効率も大幅にアップするのだという。
大勢のキャラが実はたったひとりのモデルから作られたことを知った客席は、驚きを隠せないようだった。
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『あにつく2019』「劇場版『BanG Dream! FILM LIVE』上映会+『フィルムライブという演出』トークセッション」の模様【画像クリックでフォトギャラリーへ】
後半では映画本編の内容にも踏み込んでいった。その中でも多くの時間が割かれたのは、アンコール待ちの楽屋裏を映したシーンの解説である。
ライブ終了とともにカメラがキャラを追って楽屋裏に入っていく様子を1カットの長回しで見せるという演出について、松浦が「『FILM LIVE』で絶対にやりたかった!」と力強くコメント。その意図を問われると「ライブというキラキラとした魅せる場所から、一瞬オフに入るという、ひと続きの感じを見せたかった」と語る。
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『あにつく2019』「劇場版『BanG Dream! FILM LIVE』上映会+『フィルムライブという演出』トークセッション」の模様【画像クリックでフォトギャラリーへ】
楽屋裏ではメンバーがコミュニケーションを取る姿も描かれており、それぞれの関係性が垣間見られるというファン心をくすぐる名シーンになっているが、大勢のキャラが登場するがゆえに、それぞれの位置を把握するのが大変だったようだ。
そのために楽屋全体の見取り図が用意され、キャラとカメラが今どこにあるのかが分かるようにしたうえで、映像を作っていった。
アンコール後に全員が再登壇して一列に並ぶシーンにも立ち位置の見取り図が用意されており、そういった細やかな仕事ぶりがリアルなライブ感を生み出していったのだ。
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『あにつく2019』「劇場版『BanG Dream! FILM LIVE』上映会+『フィルムライブという演出』トークセッション」の模様【画像クリックでフォトギャラリーへ】
最後は「もし劇場版第2弾が制作されることになったら何がしたいか?」という話題に。3人からは「雨を降らせたい」、「サビだけを繋げたメドレーをしたい」、「観客に対してのアクションを増やしたい」、「4DX上映をしたい」などなど、尽きることのないアイデアが飛び出した。
松浦は「全部やると3時間以上かかりますね」と苦笑いをしつつも、ライブのリアリティを追求した次回作、そして現在制作中のアニメ『BanG Dream! 3rd Season』に期待が膨らむセッションとなった。
[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]