「世界が注目するアニメ制作スタジオが切り開く未来」
Vol.6 P.A.WORKS
世界からの注目が今まで以上に高まっている日本アニメ。実際に制作しているアニメスタジオに、制作へ懸ける思いやアニメ制作の裏話を含めたインタビューを敢行しました。アニメ情報サイト「アニメ!アニメ!」、Facebook2,000万人登録「Tokyo Otaku Mode」、中国語圏大手の「Bahamut」など、世界中のアニメニュースサイトが連携した大型企画になります。
全インタビューはこちらからご覧ください。
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P.A.WORKS 代表作:色づく世界の明日から、さよならの朝に約束の花をかざろう、有頂天家族、サクラクエスト、SHIROBAKO、花咲くいろは、Another、Angel Beats!、凪のあすから、true tears
あなたはP.A.WORKSという会社をご存知だろうか。東京から遠く離れた富山県南砺市という人口5万人に満たない地方に居を構えながら、ファンに根強く支持されるアニメを作り続ける日本を代表するアニメスタジオだ。
富山にスタジオを設立して18年。アニメ制作の拠点として、またアニメーター育成事業や、アニメと深く結びついた地域の活性化に取り組むP.A.WORKSの取り組みについて、代表である堀川憲司氏にロングインタビューを行った。
[取材・構成=Tokyo Otaku Mode]
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徐々に、大きく。
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――まずは、P.A.WORKSの成り立ちについて教えてください。
堀川
僕がアニメの仕事をしたいなと思ってこの業界に就職したのは1990年になります。その頃は地方でアニメを作れるというような環境もなかった。セルアニメの時代ですね。10年間東京でアニメ制作をしました。
富山に戻ってくるという約束で就職したこともあり、再就職と言いますか、どんな仕事をしようと考えた時にアニメの仕事を続けてやりたいなと。ちょうどデジタル化の流れで、地方でもアニメーションが作れるように徐々になってきたので、2000年にこの場所でスタジオを設立しました。
最初はふたりで始めたんですが、こんな田舎ですから。人を募集しても来ないなというところから始めて、少しずつP.A.WORKSという名前が知られるようになって、人が集まるようになり、徐々に人が育っていきました。
非常に小さな会社で、家族的に始めたところから大きくなると、会社としての形が組織として変わってきます。人数に合わせて、依頼に合わせて、業界の流れに合わせて変わっていき、今年で18年経つというのがざっとした歴史になります。
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