「ジャイアンから脱しなければいけなかった」声優・木村昴の転機となった作品とは? 2ページ目 | アニメ!アニメ!

「ジャイアンから脱しなければいけなかった」声優・木村昴の転機となった作品とは?

『ドラえもん』のジャイアン役などで知られる木村昴にインタビュー。後編となる今回は、声優キャリアにおいてターニングポイントとなった作品や今後の展望についてうかがった。

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  • 『スモールフット』(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.
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■いつかデカいステージに立ってみたい



――木村さんといえば、歌唱力の高さから“歌”にまつわるコンテンツに関わることが多いイメージです。直近では『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』と映画『スモールフット』がありますが、まずはヒプノシスマイクから話を聞かせてください。注目を集めてから、取り巻く環境は変わってきましたか?

木村
そりゃあもう! ありがたい! おかげさまで! おかげさまでねぇ、ヒマなしですね。嬉しい限りです。今一番何がほしいって言われると「休日」って言います(笑)。


――(笑)。ヒップホップをこよなく愛する木村さんの念願が叶った形です。

木村
間違いないです。企画を聞かせていただいてみなさんと準備を進めているときは、すぐにヒップホップカルチャー、ラップミュージックを受け入れてもらえると思ってなかったので、「地道にやっていきましょう」「10年くらいしてようやく受け入れってもらって、武道館とかいけたらいいですね」って話していたので、まさかこんなに早く受け入れてもらえるとはと驚きを隠せないです。

この前2ndライブ(ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 2nd LIVE@シナガワ《韻踏闘技大會》)を品川ステラボールでやらせてもらったんですけど、2千のキャパシティに対して応募が4万あったらしいんですよ。

――すごい! 武道館の4倍ですね。

木村
ほんとですよ! 僕らもスタッフさんも「こんなに(応募)くるの?」って驚きました。
「チケット取れなかったみなさん、安心してください大丈夫です。3rdライブもありますから!」ってドーン!と発表されても、次の会場(ZeppDiverCity)もキャパ変わらないんすよ! 「狭いよ!」とのお声をいただいてしまいました(苦笑)。
大きい会場を今からとるのは、会場不足の関係もあってなかなかできないのでもどかしいですね。

――じゃあ、近々は難しいけど大きい会場でもできたらと。

木村
そうっすね! 僕が思うラップミュージックのライブの良さって、Zeppくらいの大きさが一番ですし、大きければ良いわけでもない気がするんですけど、デカいステージには立ってみたいです。
デカい会場でライブしたラッパーなんて、ケツメイシやKREVAさんとかメジャーな方くらいじゃないですか? いつか、僕も同じ場所にも立ってみたいです。


――ちなみに、2ndライブの振り返りも伺っていいですか?

木村
めちゃくちゃ楽しかったんですけど、不思議な感じでしたね。
完全に僕のエゴなんでしょうけど、“ラップが大好きな僕”が出てきて声優であることを忘れる瞬間が結構あったんですよ。そのたび「違う違う違う!」と思うんですけど、難しいんですよね……! 
ほかの方はスッとキャラクターになれるんですけど、僕の場合「ラップができる!」っていうワクワク感が勝っちゃうんです。

今回のライブはディビジョン対抗のバトルだったんですけど、僕らは負けてしまったんですよ。敗因はこれだなとちょっと思います。
なので、次回に向けての課題ですね! 山田二郎、山田三郎、木村昴にならないように、次は常に山田一郎としてできるように。

――バトルで負けたこと、かなりショックだったとか。

木村
めちゃくちゃ悔しかったです。数日経って、お客さんからの声が届くんですけど……それが未だに響いていますね。次は負けたくないです。
《松本まゆげ》
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