第48回星雲賞に「ウルトラマンF」「シン・ゴジラ」「こち亀」など話題作多数
7月22日、第48回星雲賞の受賞作品・受賞者が発表された。日本長編部門は小林泰三の『ウルトラマンF』に決定し、メディア部門には庵野秀明総監督の『シン・ゴジラ』、コミック部門には秋本治の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と話題作が揃っている。
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星雲賞は前年に発表されたSFにまつわる作品や活動を、日本SF大会の参加者の投票によって表彰するアワードである。1970年に第1回がスタート。現在は日本長編部門/日本短編部門/海外長編部門/海外短編部門/メディア部門/コミック部門/アート部門/ノンフィクション部門/自由部門の8部門から構成されている。第48回開催は参考候補作をファングループにて事前に提示したのちに、2017年4月から5月28日にかけて「第56回日本SF大会」参加者による投票が行われた。
日本長編部門は小林泰三の『ウルトラマンF』に決定。ウルトラマンがゼットンに敗北したあとの地球を舞台に、科学特捜隊の活躍を描いた作品だ。小林は2012年開催の第43回でも『天獄と地国』で日本長編部門を受賞した経歴を持つ。
日本短編部門は草野原々の『最後にして最初のアイドル』。第4回ハヤカワSFコンテスト特別賞を受賞した作家デビュー作が選ばれた。メディア部門は庵野秀明総監督の『シン・ゴジラ』。庵野監督も1990年開催の第21回で『トップをねらえ!』でメディア賞を受賞している。
コミック部門は秋本治『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。30年にわたる連載に幕を閉じた国民的コメディはSFファンからも高い評価を得たようだ。アート部門は今回が通算7度目の受賞となるイラストレーターの加藤直之。ノンフィクション部門は池澤春菜の『SFのSは、ステキのS』。声優として活躍する池澤がSFについて綴ったエッセイが受賞を果たした。
なお授賞式は、第56回日本SF大会「ドンブラコンLL」の開会式に引き続き行われる予定だ。今年のSF大会は8月26日から27日まで、静岡県コンベンションアーツセンターにて開催される。
第48回星雲賞受賞作
・日本長編部門(小説)
『ウルトラマンF』
著者:小林泰三 / 出版社:早川書房
・日本短編部門(小説)
『最後にして最初のアイドル』
著者:草野原々 / 出版社:早川書房 電子書籍
・海外長編部門(小説)
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』
著者/訳者:ピーター・トライアス/中原尚哉 / 出版社:早川書房 ハヤカワ文庫SF/新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
・海外短編部門(小説)2作品
『もどれ、過去へもどれ』
著者/訳者:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/小野田和子
「あまたの星、宝冠のごとく」収録 出版社:早川書房
『シミュラクラ』
著者/訳者:ケン・リュウ/古沢嘉通
掲載「〈S-F マガジン〉2016 年12 月号」出版社:早川書房
・メディア部門
『シン・ゴジラ』
脚本・総監督:庵野秀明 / 製作:東宝
・コミック部門
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
著者:秋本治 / 出版社:集英社 ジャンプコミックス
・アート部門
加藤直之
・ノンフィクション部門
『SFのSは、ステキのS』
著者:池澤春菜 / 出版社:早川書房
・自由部門
『“ニホニウム”正式名称決定』
受賞対象者:『113番元素研究グループ
(代表:理化学研究所仁科加速器研究センター超重元素研究グループ グループディレクター森田浩介)
受賞理由:アジア初の元素名が周期表に載ることになったから
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