桜坂洋によるSF小説『All You Need Is Kill』がアニメ化されることが決定。これに伴い、企画情報および特報PV、ティザービジュアルが公開。監督を務める秋本賢一郎氏からのコメントも到着した。
『All You Need Is Kill』は、2004年に刊行された、桜坂洋によるSF小説。斬新なタイムループ設定と力強い成長を描いた本作は、タイムループSFブームに大きな影響を与え、2014年にはトム・クルーズ主演でハリウッド映画化された。
同年には小畑健作画でマンガ化もされるなど、国内外で大きな影響力を持つ作品となっている。
この度、そんな『All You Need Is Kill』が、ワーナーブラザーズ ジャパン合同会社の下、アニメーション作品となることが決定。
アニメーション制作を手がけるのは、日本アニメーション界で独自の存在感を放つSTUDIO4°C。STUDIO4°Cは、『鉄コン筋クリート』や『海獣の子供』など、挑戦的かつ独創的な作品を世に送り出し、伝統的な作画技術と最新の映像技術を融合させてきた。その唯一無二のビジュアル表現は、世界中の映画祭や批評家からも高く評価されている。
監督を務めるのは、気鋭の映像クリエイター・秋本賢一郎。これまで数々の映像作品で先鋭的なアニメーション表現を追求し、特にキャラクターの感情を繊細に描き出す手腕に定評がある。
アニメーション作品では、原作や実写映画とは異なる新たな視点でストーリーを再構築。リタという一人の女性の内面にフォーカスを当て、彼女の孤独と苦悩、そして、ケイジとの出会いと成長の物語を描く。アニメ化の決定に伴い、特報PVも公開。
PVでは、重厚な世界観と音楽とともに、迫力満点のアクションシーンが披露され、期待の高まる映像となっている。
国内外から注目が集まる『All You Need Is Kill』のアニメ化。さらなる情報を楽しみに待ちたい。
＜以下、コメント全文＞
◆監督:秋本賢一郎
素晴らしい本小説のアニメーション映画化に携われることを光栄に思います。漫画化も、ハリウッド映画化もされた本作をアニメ化するにあたって、STUDIO4°Cらしい映像表現で本作品の価値をさらに高められたらと思っています。そして、観た人が繰り返す日常の中にちょっとした生きる希望を見付けてもらえればと願っています。
＜作品情報＞
【作品名】『All You Need Is Kill』
【あらすじ / Introduction】 地球外生命体の襲来によって、死んではその日の朝に戻るというタイムループに閉じ込められたリタ。蓄積された記憶と経験を武器に戦いを続ける彼女だが、誰にも理解されず、終わりの見えない戦いに心は蝕まれていく。そんな時、彼女の前に現れる男・ケイジ。「俺も…今日をずっと繰り返している」。運命の出会いを果たした二人は、終わりなき戦場を変える希望となるのか……。
【原作】桜坂洋『All You Need Is Kill』（集英社刊）
【監督】秋本賢一郎
【制作】STUDIO4°C
（C）桜坂洋/集英社・ALL YOU NEED IS KILL 製作委員会
