これまでに世界で約60もの言語に翻訳され、5000万部以上発行されている児童文学『アルプスの少女ハイジ』。そんな同作を生んだ国スイスが21世紀版ハイジとして新たな実写映画を制作し、日本でも『ハイジ アルプスの物語』の邦題で8月下旬より公開されることが決定した。併せて場面写真も披露されている。『アルプスの少女ハイジ』はスイスの作家ヨハンナ・シュピリが1880年に発表した児童文学である。日本でもアニメ化され、“子供に見せたい名作アニメ”として真っ先にその名が挙がる作品だ。『ハイジ アルプスの物語』は同作の本国スイスが、未来の見えない混迷した時代の今こそ自国の宝であるハイジの物語が必要だとして、新たなマスターピースを生み出すべく制作した実写映画となる。主人公の少女ハイジに扮しているのは、500人の候補の中から選ばれたアヌーク・シュテフェンだ。彼女と暮らすアルムおんじは、『ヒトラー ~最期の12 日間~』などで知られる名優ブルーノ・ガンツが演じている。また監督を務めるスイス人のアラン・グスポーナー氏は「ハイジの物語は子供のころに3作品を観た。70 年代のテレビ版、50年代のモノクロ版、それに日本のアニメ版だ。どれもお気に入りだったよ」とコメント。実写化に際し「監督のオファーを受けてまず僕はヨハンナ・シュピリの小説を再読したところ、いろんな問題が詰め込まれたすごくパワーのある社会派ドラマに、すごく引き込まれたんだ。作品の根底には“抑圧からの解放”と“自分の居場所を見つける”というテーマがあることに気付いた」と語り、「これにはワクワクさせられるし、いつの時代にも通じるとても根源的なテーマだ」との見方を示した。本国スイスが名誉と情熱をかけた21世紀版ハイジ。『ハイジ アルプスの物語』は8月下旬より、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国公開される。『ハイジ アルプスの物語』(原題:HEIDI)出演: アヌーク・シュテフェン、ブルーノ・ガンツ、イザベル・オットマン監督: アラン・グスポーナー原作: 「アルプスの少女ハイジ」(講談社青い鳥文庫)協力: スイス政府観光局配給: キノフィルムズ(C)2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH
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