「ザ・ラジレンジャーズ」鈴村健一×神谷浩史インタビュー後編 カラオケの定番特撮ソングとは? 2ページ目 | アニメ!アニメ!

「ザ・ラジレンジャーズ」鈴村健一×神谷浩史インタビュー後編 カラオケの定番特撮ソングとは?

『東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』のアニバーサリーを記念して「ザ・ラジレンジャーズ」が発売された。鈴村家日、神谷浩史の両名によるインタビューの後編をお届けする。

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■カラオケ定番の特撮ソングとは?

―「座・談会!」ではカラオケで特撮ソングを歌う時のお話もありました。おふたりはカラオケに行った際、必ず歌う定番の曲などはありますか?

鈴村
僕は今みたいにカラオケの曲数がバーンって増える前、20年前くらいにDAMという機種に入ってた特撮ソングを一晩で全部歌いましたね。で、その時に歌って一番気持ちよかったのが『バイオマン』(※)。

※『超電子バイオマン』。1984年から1985年までテレビ朝日系列にて放送された。シリーズで初めて女性戦士を2人登場させるなど、後の作品にも大きく影響を与えた。オープニングテーマ「超電子バイオマン」、エンディングテーマ「バイオミック・ソルジャー」ともに宮内タカユキが歌唱している。

神谷
ああー!

鈴村
『バイオマン』のオープニングもエンディングも、どっちも好きですね。なんかこう、展開がドラマティックで。入りからの感じとか、最後の「バイオマーン!」とか。歌ってて気持ちいいし、すごく燃えるんです。

神谷
あとは、初めて聴く人がだいたい「この曲何?」ってなっちゃうのが『ダイレンジャー』(※)ですよね。

※『五星戦隊ダイレンジャー』。1993年から1994年にかけてテレビ朝日系列にて放送された。5人それぞれが実在する中国拳法の要素を盛り込んだアクションを披露する名乗りや、「転身だァァッ!」という印象的なフレーズのオープニングテーマ「五星戦隊ダイレンジャー」などが人気となった。

鈴村
『ダイレンジャー』ね!

神谷
「えっサビ終わったの?」って(笑)。

鈴村
「Aメロどれだっけ?」って(笑)。

神谷
(うなずきながら)ってなる曲なので、カラオケに行くとだいたい歌います。

鈴村
今後もし、浩史とカラオケに行った時に一緒に歌いたいのは『コンドールマン』(※1)の歌ですね。オープニングもエンディングも歌いたいです。特にエンディングは一緒に歌いたい。「ゼニクレージーどっちがやろうかなー」(※2)なんて話がしたいです。はい、分かんない人は調べてくれ!(笑)

※1 『正義のシンボル コンドールマン』。1975年に全24話を放送。人間の悪の心から発生したモンスター一族と、合成鳥人であるコンドールマンとの戦いを描いた。

※2 エンディングテーマ「ザ・モンスター」(作詞:川内康範、作曲:鈴木邦彦、編曲:小谷充、歌:ベンさいとうとザ・モンスターズ)は、1番が作中に登場するモンスター一族のゼニクレージー、2番がヘドロンガー、3番はゴミゴンのことを歌った歌詞になっている。

abesan■今後は「ライダー編」も?

―今回、「仮面ライダー」シリーズの曲が収録されなかったことを受けて「座・談会!」中に“ライダー編”を出そうという話が持ち上がりました。もし実現した場合、チャレンジしてみたい曲などありますでしょうか。

鈴村
僕はこれかなっていうのが一個ありますね。あまのじゃくだから、言っちゃうと違うの歌いたくなっちゃうので言いたくありません!(笑)

神谷
今後のお楽しみですね。もしそういう企画が動いてくれるのだとしたらね。

鈴村
そうだね。でも、本当にそれはやりたいなって思いますよね。戦隊はずっと続いてるってところが良さで、時代の移り変わりが見えるんですけど、ライダーはライダーである意味バツッと昭和と平成でサウンド自体が全く違うので、そこの面白さってきっとあるから。

神谷
そうね。

鈴村
昭和編とか平成編みたいな分け方にしても面白いかもしれないですね。

神谷
コンセプトを作って、それに沿った内容にしていくみたいな。今回あまりにも幅が広過ぎたので、コンセプトを決めたアルバムを定期的に出していけたらいいなって野望はあります。

鈴村
楽曲は無限にあるからな……。皆さんが注目して頂ければ続いていきますので、まずはこのアルバムを聴いて頂ければなと(笑)。

―最後に、読者へ向けてメッセージをお願いします。

神谷
5年目に入るラジオ番組がお送りする、本当に特撮が好きな人たちが作った初のカバーアルバムなので、ぜひ特撮好きな人は聴いて頂きたいです。宙明先生の新曲が聴けるというのは、特撮好きな人からしたらかなりデカいですよね。声優界広しと言えども、宙明先生に2曲も新曲を書き下ろして頂いた声優は我々くらいのものなので、その1曲が収録されているというだけで僕らにとってはすごい特別な1枚です。これをきっかけとして色んな世代の歌に興味を持って頂けると嬉しいです。

鈴村
本当に好きな曲を集めてカバーしたんですけど、聴いていくと音楽的に良くできたアルバムにもなったかなと思いますね。「Shake Hands」から始まって「ゴーゴーファイブ」で盛り上げて、「気のせいかな」でちょっとミディアムに落として「バイオロボ」でつないで、「スパイダーマン」で上げて「ジャッカーコバック」のフェードアウトで終わっていく……実はしっかりした音楽アルバムとして出来上がっています。特撮が好きな方はもちろん、あまり特撮に詳しくなくても、僕らやゲストが歌っているということで興味を持ち、手に取ってくれた方もきっと満足して頂けるかな、と。
これをきっかけに『仮面ラジレンジャー』という番組に気がついた方は、ぜひラジオも聞いて頂きたいですし、僕らもまだまだ野望がいっぱいあります。このCDを始め、これからもラジオを盛り上げていきたいと思っているので、応援しがいのあるこの番組を今後ともよろしくお願いします!

―本日はありがとうございました!
《キャプテン住谷》
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