徳井
これまでの準レギュラーや脇役も集結しているので、テレビシリーズを隅々まで見ている人にはたまわない作品だと思います。あとは、小衣ちゃんが群を抜いてゲスい(笑)。
三森
そうだよね! こんなにゲスかったんだって、改めて思いました(笑)。
佐々木
今回の劇場版も、冒頭の7分の間で小衣ちゃんに振り回されます(笑)。見ようによってはアルセーヌよりも悪いヤツだけど、憎めない一面もあって、ミルキィの4人も小衣ちゃんのことが大好きなんですよね。
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橘田
新キャラクターも強烈で、中でもアルセーヌさん並みに巨乳のキャラが出てきたときにはビックリしました。アルセーヌさんがやきもちを焼くくらいなので、注目してほしいです。
徳井
あとはやっぱりトゥエンティかな。キャラクターごとの予告も公開されているんですけど、特にトゥエンティはひどくて…(笑)。「これは本当に『ミルキィホームズ』なのか!?」と思ってしまうくらいです。
――では、主役であるミルキィホームズの4人についてはどうですか。
三森
4人もかなりかわいいですよ! 今まで以上に表情が豊かで、一瞬一瞬で見せる顔が違うんです。特に変顔の気合の入れ方がすごくて、これぞ劇場版と思いました。
――4人の表情にも注目ですね(笑)。ちなみに、歴代のキャラが登場する本作ですが、過去の作品を見て復習しておいたほうがいいのでしょうか?
徳井
キャラクターの知識というよりも、第1期や第2幕を見てテンポの速さに慣れておいたほうがいいかもしれないですね。なにせ勢いがあるので、追いつくためには慣れも必要だと思います。
佐々木
『ふたりはミルキィホームズ』はまじめに探偵をする回も多かっただけに、ここからファンになった人がいきなり劇場版を見たら驚くかもしれません。
三森
とはいえ、まったく新しい事件なので、知識がなくてももちろん楽しめます。
――予告編などを見ても、テンポは第1期のころに近づいたなと感じます。
三森
演じていても第1期のころを思い出して、懐かしかったです。ダメダメだけど一生懸命で、応援したくなります。
徳井
狭い屋根裏の部屋も登場するし、「未だにボロボロの家に住んでるんだなぁ」と、懐かしくもあり嬉しさも感じましたね。
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――アフレコ時には、テレビアニメ版との意識の違いはありましたか?
佐々木
他のキャストのみなさんもそのままだったので、意識するところは今までと変わりませんでしたね。アフレコのときは同窓会みたいで楽しかったです(笑)。自然とあのときの空気になりましたね。
――なるほど。ちなみに、演じていて特に印象的だったシーンはありますか?
三森
どれもとても楽しかったんですけど、中にはちょっと泣けるシーンもあるんです。
徳井
4人の友情を感じられるというか、ダメダメなところだけでなく仲間思いの一面も見られるのは印象に残ってます。
――劇場版のアフレコとなると、短期間で一気に収録を済ませると思います。体力的にきつくはなかったですか?
橘田
むしろ、時間が経つに連れてだんだんテンションも上がっていくので、後半のほうが楽しく収録できました。午前中にハイテンションの収録をするほうが大変です(笑)。
三森
実は劇場版の収録は1日ですべて終わっていて、とてもスムーズにできたんです。時間がかかるかと思っていたし、なによりも楽しいのでもっと演じていたかったです。合宿みたいに、2、3日かけてもよかったくらいです。
徳井
ハチャメチャな『ミルキィホームズ』は演じていても楽しいなと、改めて感じました。
――逆に第1期のころは、収録で苦労することもあったのですか?
佐々木
最初のころは決まった時間までに録り終わらなくて、居残りで収録してましたね(笑)。もしデビュー当時に劇場版の収録をしていたら、本当に合宿になっていたと思います。
三森
昔に比べると、監督の指示も最初から出来上がっているんです。セリフのニュアンスとか、言い回しとか、すべて監督の中に「これ!」というのが決まっていて、私たちとしても的確で分かりやすかったですね。