[演出・振付:ケーシー・ニコロウ氏コメント]「日本版ではジョーク部分は日本に合わせて”改良”しています。(実は)自分自身の作品が他の言語で上演されるのを観るのは初めてで、エキサイティングなのはお客さんの反応が(自分が思い描いていたところと)同じところで反応しているところ!映画のスピリッツを維持しつつ、でもどうやって舞台芸術にするか、映画に忠実にしすぎるといい舞台にはならない。映画そのままを舞台にのせることはしません。(映画を)いったん忘れることも大事ですね……実は最初、映画はミュージカルコメディとして創られました。アッシュマンがアラン・メンケンと一緒に創っている過程で、方向性が定まったところでアッシュマンが亡くなってしまいました。それで6曲程、カットされてしまい、(それに伴い)いくつかのキャラクターは出さないことにしました。それで、映画版はアクションアドベンチャーものとして変えていきました。(舞台では)アラジンに3人の仲間がいます。猿が自分のために盗んでいれば”やるのはお前だ”と言える……(舞台では)自分で盗んで(それで)『もうやめよう』と言わせています。実はNYの前にトロントで幕を開けたのですが、アラジンの3人の友人を語り部的にしたんです。これは書かれた時の最初にアイディアで、映画版もそうだったんです。それを舞台版でやったら、成立しませんでした。『この3人は誰?』っていうことで(笑)」---- [日本語訳詞担当:高橋知伽江氏コメント]「全体としては一度、耳で聞いただけでわかる……日本語は同音異義語が多く、”今、何て言ったの?”と思った瞬間に心がドラマから離れてしまうので、絶対に誤解を招かない、わかりやすい言葉だけを使うようにしています。歌ですと、キーのフレーズがありますよね、例えば”ア・ホール・ニュー・ワールド”、そういうところは作詞家も作曲家も凄く想いを入れてる。ちゃんと伝わる言葉を入れたい、日本語と英語の構造上の違いは悩むところで、”ア・ホール・ニュー・ワールド”、4つの単語で、それだけで凄く楽しく何もかもが初めての世界、この綺麗なメロディを生かそう、と……(でも日本語では)4つの音しか入らない、で、ジャスミンの気持ちを考えた時に、彼女が今、生まれて初めて体験している、という風に考えて、ずっとお城に閉じ込められていて自由になりたい、という思い。彼女が初めて解き放たれて光あふれる世界を見て、なんて綺麗なんだろう、これが自由なんだ~今、私は自由なんだ、っていう彼女のほとばしる喜び、とか感動とか、そういうものを4つの言葉で言うとしたらダイレクトで”自由よ”……”今、私は自由なのよ!”っていう喜びをあの音にのせてお客様に伝えたかったですね。この作品の素晴らしいところは”自由賛歌”。相手の自由も尊重する、周りの人たちも自由であることが最終的に、幸せにつながるんですね」ミュージカル『アラジン』大同生命ミュージカルシアター 電通四季劇場[海]2015年5月24日~無期限ロングラン※延長公演決定2016年6月1日~12月31日2015年7月26日一般発売(四季の会先行予約:7月20日)https://www.shiki.jp/applause/aladdin/
宮野真守&平野綾も出演!日テレ特番「さよなら帝国劇場」ミュージカルスターが生歌唱♪ 2月28日生放送 2025.2.28 Fri 7:45 帝国劇場の“最後の日”に歴史的瞬間を彩る特別企画を届ける『さ…