AnimeJapan 2015「アニメグッズ企画コンペティション」では三者三様の企画登場 | アニメ!アニメ!

AnimeJapan 2015「アニメグッズ企画コンペティション」では三者三様の企画登場

AnimeJapan 2015、その中のAnime+ステージでは、一般参加者から自由な発想でアニメのグッズ企画を募り、その製品化審査を行う「アニメグッズ企画コンペティション」が実施された。

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東京ビッグサイトにて3月21日・22日の2日間にかけて開催されたAnimeJapan 2015。その中のAnime+ステージでは、一般参加者から自由な発想でアニメのグッズ企画を募り、その製品化審査を行う「アニメグッズ企画コンペティション」が実施された。

この企画は、会期前に指定の作品でアニメグッズの企画案を募集し、選考を通過した3人が審査員の前で最終プレゼンテーションを行うというもの。
審査員には、グッドスマイルカンパニー、ムービック、コスパ、ヴィレッジヴァンガードといったグッズの企画・販売を行う企業の主要人物が参加。気に入ったグッズの企画があれば、その場で企画の買い取り権利を得られる。独特の緊張感が漂う異色のステージとなり、見守る観客の息を呑んで見守る姿が印象的だった。

1人目のプレゼンターは、「ちびまる子ちゃん」のグッズを考えた“なかむらゆうほ”さん。彼女が考案したのは、定番の文具である修正テープとキャラクターを組み合わせた「カスタムまるちゃんテープ Withゆかいな仲間たち」だ。
一般的な修正テープ以外にも、のりテープや蛍光テープ、暗記テープといったさまざまな種類を提案。また、まる子以外のキャラクターでの商品展開を考えたりと、そのバリエーションの豊富さが特徴だ。
この商品に目を付けたのはヴィレッジヴァンガードの大岩強志氏だ。ヴィレッジヴァンガードではさくらももこブースを広く展開しており、キャラクターのバリエーションを持たせれば売れると踏んだようだ。結局、この商品企画はヴィレッジヴァンガードが買い取ることになった。

2人目のプレゼンターは“注文の多い料理店”さんで、「ご注文はうさぎですか?」の描き下ろしイラストを使用したハンディステンレスタンブラーを提案した。プレゼンでは描き下ろしのイラストを使用することによりファンへ訴求するとともに、保温・保冷に優れた機能性を重視すると説明。
熱のこもったプレゼン内容を絶賛したのはコスパの副社長・和田洋介氏だ。同氏は描き下ろしイラストを(2次使用で)他のグッズにも利用するといった展開を逆に提案したりと、かなり気に入っている様子。

また、ムービックの 企画制作部長・安田勝己氏は、同社が運営するアニメイトカフェでの需要があるのではと、こちらも興味を示していた。
複数の企業から買い取りの希望があった企画だが、プレゼンターはコスパを選択。プレゼンの熱意を感じ取ってもらったことが、コスパの勝因だったようだ。

最後のプレゼンターは、「デュラララ!!」のキャラクターを使用した「おしくらまぐねっと」を考案した“まつむら”さんだ。
「おしくらまぐねっと」は、キャラクターマスコットの背面に磁石を付け、他のマスコットとおしくらまんじゅうのようにくっつき合うというグッズだ。ストラップやキーホルダーとして、またホワイトボードなどにつけるマグネットとしても利用できるとの説明があった。

この商品に対して審査員からは、「S極N極が存在するので2パターンの商品を作らなければいけない」「その場合、3つ以上くっつけるのが難しくなる」といった指摘もあった。
その中でグッドスマイルカンパニーの代表取締役社長・安藝貴範氏は、自分でイラストまで描いてきたプレゼン内容に惚れ込み、買い取ると即答。
ヴィレッジヴァンガードの大岩氏も「まずは特許をとった方がいい」と絶賛する場面もあったが、“まつむら”さんがグッドスマイルカンパニーのグッズが好きという点が決め手になり、同社の買い取りが実現した。

三者三様の企画が発表された今回のコンペティションだったが、結局すべての提案が買い取られるという最高の結果に終わった。今後、どのような形で商品化されていくのか、続報にも期待したいところだ。
《ユマ》
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