11月29日から12月1日までの3日間、シンガポールで開催された東南アジア最大級のアニメイベント「C3AFA Singapore 2019」に、アニメキャラクターを使って“オシャレ”を追求したファッションブランド「BIBISAMA」が出展した。同社は約3年前に設立され、アメリカ・ロサンゼルスで開催されたアニメイベント「Anime Expo」でPRした。現在、アニメキャラクターを使った洋服は多数あるが、もっとファッショナブルなデザインで、ヘビー層だけでなくライト層にも気軽に着てもらうためのブランドを目的としている。まず商品に触って驚くのが素材の良さだ。生地自体もそうだが、イラストを単に貼り付けただけでなく、場合によってはぬいつけてあるなど、Tシャツ一つとっても洗濯しても色落ちしない、ダメにならない設計がされている。同社は高品質以外でも、従来のアニメキャラクターを使ったファッションアイテムとは一線を画すことを目指している。例えば、同ブースの人気アイテムの一つであるTシャツだ。女性キャラクターの上にロゴがちりばめられており、全体がはっきり見えないゆえに気づきにくいが、実は女性キャラはヌードだという。このようなデザインに隠されたメッセージも人気を読んでいる。アニメキャラクターを使っているものの、アメリカではストリートファッションとして人気を獲得しており、アニメを観ていないけれどキャラクターは好きだという人も増えているとのこと。担当者に同イベントに出展する意義を聞いた所、「シンガポールはセンスが良い。例えば、アメリカでもあまり気づく人がいないデザインに隠されたメッセージにも気付いてくれる」と絶賛した。シンガポールの客質の良さは、他のブースも口を揃えて語るところで、今後ますます重要視される部分だろう。取材協力:C3AFA Singapore 2019
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