2015年1月から、『ユリ熊嵐』というテレビアニメが放送されている。監督は『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』の幾原邦彦、これまでの作品と同様で様々な隠喩に満ち溢れた一見はつながらないストーリーが特徴となっている。公式サイトのイントロダクションによれば、宇宙のかなたで爆発した小惑星クマリアの影響で、地球上の熊が一斉に決起し、「ヒトVS クマ」戦い始まった時代という背景があるらしい。そして物語は女子ばかりの嵐が丘学園を舞台に始まる。クマが学園=ヒトの世界に侵入し、ヒトが襲う。そのクマは果たして…?謎が謎を呼ぶ怒涛の連続とするが、まさに謎ばかりで、よく分からない。そんななかアニメ!アニメ!編集部に、お隣にあるゲームサイト・インサイドのプロデューサー森がやってきた。アニメが大好きという森だが、『ユリ熊嵐』がよく分からないという。「分かっている人は、たぶんどこにもいない」、実際、他の人はどう見ているのか?放送されている第4話までを基に、アニメ!アニメ!編集部のタカロクと、インサイド編集部の栗本も交えて、『ユリ熊嵐』についての考えを語り合ってみた。 ■ 第4話で判明したことまずは本作の事実確認からスタートだ。何が分かって、何が謎なのか、そこから話し合ってみた。―タカロク正直4話まで見ても分からない。4話が一番内容は具体的だったけど。―栗本4話で若干進みましたね。―森4話まだ見てない…。―栗本4話の段階で、人間界とクマの国があることがあることが分かりました。―森クマの国があるの?小惑星クマリアが爆発した後の話?―栗本小惑星クマリアはクマの国じゃなかったんです。地球という地平線上の中にクマの国があるらしくて。その間に断絶の壁がある。―森じゃあクマは元からいたんだね?―栗本そうです。人間界にもクマはいっぱいいて、今のところみんな名前に百合がつく。だから百合がつくのはクマかな?―森気になるのは、なんで男を出さないのかなってところ…。4話ではでてきたんですよね?―栗本裁判官は男だけど…人間の男はいない。きっと女性同士の恋愛を描きたいんじゃないかな。―タカロク幾原監督の作品なので、難解なのは覚悟していくつか仮説を立ててたんですが一番可能性がある思っていたものが4話で消えました「クマ→はちみつ→蜂」に行き着いて…、蜂は社会性昆虫、上下関係がある昆虫なんですね。しかも雌中心で雄がほとんどいない。さらに断絶の壁のマークが蜂の巣と同じ六角形っぽい。だから壁の中は蜂の世界なのかなって。主人公の紅羽は女王蜂的な…あるいは蜂を引き寄せるユリの花。でも第4話で蜂が登場して、その扱い方からそこまで重要なモチーフにはならないかなと。―森紅羽ちゃんからおいしそうなにおいがするよと…すごい腑に落ちたんですけど。蜂の仮説はなくなってないんじゃない?―栗本あと、4話で分かったのはキスをすれば本当の“好き”になるらしいんですよ。―森4話のタイトルは…。「私はキスをもらえない」―タカロク裁判シーンは、るるに対して「“好き”をあきらめますか、キスをあきらめますか」っていう問いだったんですよ。―栗本でもキスをしないと本当の“好き”にはならないんですよ。―タカロクだからるるは本当の“好き”を手に入れることができない。それが分かっていて、自分の役目が銀子ちゃんの「好き」を見届けることだと思っている。
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