アニメ演出家・幾原邦彦を代表するふたつの作品にフォーカスした展覧会が、今年春に東京、福岡のふたつの会場で開催される。「少女革命ウテナ原画展~輪るピングドラムと幾原邦彦の世界~」とタイトルされた企画展は、3月20日か25日までは東京・西武池袋本店、4月3日から9日までは福岡・博多阪急を会場とする。展覧会では『少女革命ウテナ』のほか、『輪るピングドラム』も取りあげる。原画やセル画、絵コンテ、背景画などを展示する。原画展の公式サイトでは、ウテナ史上最大の原画展としており、その内容はファンからの期待を集めそうだ。幾原邦彦は1964年生まれ、人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズの演出で注目を浴びるようになる。1996年にクリエイター集団ビーパパスを設立、そのなかでテレビアニメ『少女革命ウテナ』、映画『少女革命ウテナ~アドゥレセンス黙示録>』を企画、制作した。『少女革命ウテナ』は、映像、演出の両面で表現された独自の様式美で、国内外で高い評価を得ている。90年代を代表するアニメ作品だ。今回の展覧会は、そうした作品の素晴らしさを確認する場となる。2011年の『輪るピングドラム』は、幾原邦彦の最新の監督作品。独特の抽象性、飛躍に満ちた物語構成の健在ぶりを示し、ファンを喜ばせた。企画展では、幾原邦彦監督によるトークショー、サイン会も予定しているとのことだ。詳細は決定次第告知される。また、会場では限定版画やグッズの販売も行う。開催期間は東京が6日間、福岡が7日間とやや短めのため、スケジュールを調整して行きたいところ。また、福岡会場は展示作品枚数が東京会場より少なくなる予定だ。こちらも注意したい。「少女革命ウテナ原画展~輪るピングドラムと幾原邦彦の世界~」/http://www.starchild.co.jp/special/utena/gengaten.html [東京会場]会場: 西武池袋本店 西武ギャラリー会期: 3月20日(水)~25日(月)[福岡会場]会場: 博多阪急 イベントホールミューズ会期: 4月3日(水)~9日(火)主催: 「少女革命ウテナ原画展」実行委員会総監修: 幾原邦彦*いずれも詳細公式サイトで確認ください。
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