今年春にテレビ放送され大好評を博した『シドニアの騎士』が、また新たな挑戦に乗りだした。本作は国内有数のCGアニメスタジオであるポリゴン・ピクチュアズが初めて全編をデジタルアニメーションで手掛け、その映像でファンと業界を驚かせた。またビジネス面でも、北米配給を大手配信会社のNetflix独占という日本アニメでは初の試みを行っている。そして今回のサプライズは電子販売(EC)である。ポリゴン・ピクチュアズと同じグループ会社のアマナが2014年11月5日から「シドニア堂」をオープンした。ここでCGアニメの制作で実際に使用された3Dモデルを販売する。ポリゴン・ピクチュアズによれば、作品で使用した3Dモデルを販売するのは世界初の試みとのことだ。ショップには現在、主人公の谷風長道のキャラクターモデルをはじめとした人物、継衛などのメカ、ベニスズメなどの奇居子、さらに小道具までがラインナップされている。谷風長道、星白閑、科戸瀬の制服バージョンは購入前の無料お試しモデルとして無料で配布する。今後はさらに現在制作中の続編『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の3Dモデルなども随時追加する。サイトは2015年10月末日までの期間限定オープンとなる。3Dモデルは脇差 斎藤ヒロキモデルの9980円(税込)から、播種船シドニアの99,800円(税込)となっている。少しばかり値は張るが、3Dモデルを利用することで、自身の興味のあるキャラクターやメカを自在に動かせる。3Dモデルの学習や趣味に活用できる。国内はもちろん世界中のファンアート制作者に向けて直接販売していく。制作素材の公開は、いわば会社の制作の手の内を明かすようなもので思い切った決断だ。ビジネスだけでなく、日本のCGアニメ業界の活性化の意図もあるに違いない。『シドニアの騎士』は弐瓶勉さんが月刊「アフタヌーン」(講談社)にて連載中のロボットSFマンガが原作。テレビアニメは2014年4月から6月にかけてMBSほかにてオンエアされた。アニメ放送終了と同時に第2期『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の製作も発表されている。ポリゴン・ピクチュアズは1983年7月設立。これまで『トランスフォーマー プライム』や『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』など海外アニメの分野で実績を積み上げてきたが、2014年から日本国内向けテレビアニメの制作も本格的にスタート。現在は NHK BSプレミアムにて放送中の『山賊の娘ローニャ』を手掛けている。『シドニアの騎士』http://www.knightsofsidonia.com「シドニア堂」https://sidonia-3dmodel.com/
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