釘宮理恵さん、三木眞一郎さんインタビュー-後編- 「楽園追放」“大人の女性が16歳の女の子の姿” 2ページ目 | アニメ!アニメ!

釘宮理恵さん、三木眞一郎さんインタビュー-後編- 「楽園追放」“大人の女性が16歳の女の子の姿”

『楽園追放 - Expelled from Paradise -』。電脳世界の捜査官アンジェラ役の釘宮理恵さんと地上のエージェントのディンゴ役の三木眞一郎さん。インタビュー後編は役作りを中心にお話をいただいた。

インタビュー
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■ 一回見て終わりだともったいないと思います

―AA
後半に入ってアンジェラがあんなにも「重たい」と言っていた肉体をフルに使うシーンがあって、そこから考えるとものすごい変化ですよね。

―釘宮
アンジェラが自分の足で駆け回っているシーンは、ディンゴのなすがままというか(笑)、あのやりとりはすごく好きです。自分で努力しながら、肉体を駆使して息を切らしながら走って、そこから見える景色を共有しているシーンはすごく意味がある気がしています。

―AA
自分の力で駆けた、努力した、そこで得た気持ち良さはディーヴァの世界しか経験していなかったらわからないことで、アンジェラにとっても物語にとっても重要なシーンだと思います。

―三木
向こう(ディーヴァ)では快楽を頭でわかっているんですよね。でも腹を満たすとか、身近にある喜びに対しては興味が無い。

―釘宮
あの世界の中で努力をしても、富士山登頂のような達成感は存在しないかもしれません。その明確な差が最後につながっていくので、一つ一つのシーンやセリフが視点を変えて行くと色んな意味があって、それをこうして話していてもすごく楽しいです。

―三木
一晩中話せるよね! 特に、文化や生活が全く異なる人たちの奇妙に映る光景を眺めてるみたいな所も面白いですよ。フロンティア・セッターは感情という引き出しに情報を詰め込んでいくし、アンジェラは感情があるのにそれに振り回されないようにしようとしていて、ディンゴは血と肉をもって感情というものをすごく大事にしていく生身の人間。

―釘宮
私たちから見てもまだまだ秘められているものがあるので、一回見て終わりだともったいないと思います。

fd

―AA
最後に、読者にメッセージをお願いします。

―釘宮
ゼロ号試写を終えて、11月15日に公開される頃には何度もバージョンアップを経て、素晴らしい作品に仕上がった状態でみなさんにお届けできると思います。
物語はドンドン進んでいって気がついたらもう終盤みたいなテンポの良さがあるんですが、一つ一つじっくり何度も噛み締めて楽しんでいただけたなら、これ以上無い幸せだと思います。何度でも劇場に足を運んでください!

―三木
今日はゼロ号でしたが、これから色んな手が加わって、もしかしたら僕たちも知らない作品になってるかも!?(笑) なんてことは無いと思いますが、何しろオリジナル作品で原作が無いので、一体どんな作品なのか心待ちにしていただければと思います。待っていただいた分、絶対にがっかりさせない作品になっています。見ていただいた後に少しでも心が動くものがあれば、参加させていただいた者としてはそれ以上無い喜びです。
ご覧になった方は、感想を他の人にも伝えていただけると! 自分にとっての楽園を探すのに役立つのではないかと思います。ぜひ、よろしくお願いします。

―AA
今日は、ありがとうございました!

fd
《川俣綾加》
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