フランスのガンダムファンってどんな感じ?仏「ガンダムの世界を世に広める会」ブースレポ
サンライズのロボットアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズは既に海外にも多くのファンを有していますが、フランスには「Association pour l’essor de l’univers Gundam」(ガンダムの世界を世に広める会)という非営利活動団体があります。
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彼らはガンダムシリーズをもっと多くのフランス語圏の人々に知ってもらうことを目的に様々な活動を行っています。イベントやワークショップを開催したり、日本企業と連絡を取り合い日本のアニメやマンガをフランスでリリースしてもらえるよう交渉することもあるそうです。また彼らのサイト(http://www.aeug.fr/)は一部日本語にも対応しています。
今回のジャパンエキスポでは会員が製作したガンプラの展示を中心に、ガンダムクイズ大会やアフレコ、カラオケ、公開ガンプラ製作ワークショップ、ゲーム体験会などを実施していました。
そしてとにかく会員の皆さんのガンプラ作品のクオリティが高い!ライン消し、筋彫り、ディティールアップ、スミ入れ、ウェザリングとどの作業を見ても日本のガンプラモデラーと遜色ありません。
最近はフランスの模型店や日本のグッズを扱う店舗でもガンプラが売られるようになったそうですが、日本からの輸送費+店舗側の利益分が上乗せされるためかなり高価になってしまうそうです。それでもこれだけたくさん作るなんて凄い熱意です。
製作に当たっては日本の模型誌を参考にしているそうですが、当然日本語のみ。それでも写真を見たり日本語を勉強したりして読んでいるとのこと。ガンプラワークショップには子供も参加していました。
ゲーム体験会で使用されているのは日本版ソフトで、やはりこちらも日本語サポートのみ。それなのに皆さん普通にプレイしています。まあゲームのUI(ユーザーインターフェース)はパッと見て何となく分かるようにデザインされているものですが、それでも馴染みの無い言語だと不便なはず。まさに「好きこそものの上手なれ」ですね。
このように「AEUG」のブースでは展示や催しの端々から「熱意」が感じられました。日本からの海外向け情報がほとんど無い中、それでも自発的に日本語を勉強して情報を集め、自分達で活動を起す姿には本当に頭が下がる思いでした。
【ジャパンエキスポ2013】フランスのガンダムファンってどんな感じ? 非営利団体「ガンダムの世界を世に広める会」のブースをレポート
《籠谷千穂》