手塚治虫文化賞マンガ大賞に「キングダム」 「3月のライオン」などかわす
朝日新聞が主催する手塚治虫文化賞のマンガ大賞の第17回受賞作品に、原泰久さんの歴史マンガ『キングダム』が決定した。本作は、中国の春秋戦国時代を舞台にした歴史マンガだ。
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それぞれにブロンズ像と副賞が贈られ、5月31日には東京・築地の浜離宮朝日小ホールで贈呈式が行われる。また、大賞受賞者の原泰久さんと選考委員の永井豪さん、中野晴行さんによるトークイベントも予定する。
『キングダム』は原泰久さんの連載デビュー作、2006年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)に掲載されている。中国の春秋戦国時代を舞台に、綿密な史実に基づいた事実と作者の創作を見事に融合させた。ドラマ性の豊かさが特徴だ。
手塚治虫文化賞では、マンガの専門家による社外選考委員7人が推薦作品を持ち点方式で投票する。その上位作品から合議制にて、受賞作を決定する。朝日新聞はこの決定経緯も公表しており、当初の得票では7作品中7位であった本作が大賞を獲得も説明されており興味深い。『キングダム』が最終選考に進んだ段階で、高い評価が相次いだとしている。この結果一次選考で得点1位の『3月のライオン』などをかわして大賞受賞となった。
新生賞の山本美希さん『Sunny Sunny Ann!』は、「モーニング」(講談社)で不定期掲載中だ。米国を舞台に逞しく生きるアンを主人公としている。アンは車で移動しながら寝泊まりする力強さを持っているが、それを表現する山本美希さんの絵も力強さが溢れている。
業田良家さんの『機械仕掛けの愛』は、心を持ったロボットたちが主人公である。1話20ページで、様々なロボットたちのドラマを描く。
手塚治虫文化賞は、マンガ界の巨匠である手塚治虫さんを記念して、1997年に誕生した。マンガ文化の発展への貢献を目指している。独自の選考システムと高いスタンダードが評価されている。国内マンガ界を代表する大きな賞とみなされている。
手塚治虫文化賞
/http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/