善も悪もない、新たな学園ファンタジー『RDG レッドデータガール』 内山昂輝インタビュー | アニメ!アニメ!

善も悪もない、新たな学園ファンタジー『RDG レッドデータガール』 内山昂輝インタビュー

4月からキッズステーションなどでスタートする期待の新作テレビアニメ『RDG レッドデータガール』。今回はそのキーキャラクターとなる少年、相楽深行役の内山昂輝にインタビュー。『RDG』の魅力を様々な角度から語ってもらった。

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内山昂輝さん
  • 内山昂輝さん
  • 『RDG レッドデータガール』 (c)2013 荻原規子・角川書店/「RDG」製作委員会
善も悪もない、新たな学園ファンタジー『RDG レッドデータガール』 
内山昂輝インタビュー


この4月から、キッズステーションなどでスタートする期待の新作テレビアニメ『RDG レッドデータガール』(以下『RDG』)。「西の善き魔女」シリーズなど、数々の人気作を手がけ、幅広いファンに支持されている人気作家・萩原規子がつづる現代ファンタジー小説を原作とし、キャラクター原案にゲーム『ロロナのアトリエ アーランドの錬金術師』などで人気の岸田メル、アニメーション制作を『花咲くいろは』『Another』のP.A.WORKSが務めるなど、メディアを横断した多彩な顔ぶれが目を引く、注目の新作となっている。

今回はその『RDG』のキーキャラクターとなる少年、相楽深行(さがら・みゆき)役の内山昂輝にインタビュー。
すでに収録は終わっているとのことで、作品の見どころから、相楽深行というキャラクターの内面、共演者とのエピソードなど、『RDG』の魅力を様々な角度から語ってもらった。
[取材・構成:野口智弘]

キッズステーション
/http://www.kids-station.com/

『RDG レッドデータガール』
/http://www.kids-station.com/program/detail/166721.html
キッズステーション:4月9日(火)より放送スタート
毎週(火)深夜0:00~深夜0:30 週替り※その他放送あり
「RDG レッドデータガール」 キッズステーション放送記念 プレゼントキャンペーン
/ http://www.kids-station.com/campaign/rdg/

[あらすじ]
世界遺産に認定される熊野古道、そこにひっそりとたつ玉倉神社。鈴原泉水子(すずはら・いずみこ)は、神社の宮司である祖父に育てられ、外の世界をほとんど知らない。長いお下げ髪、めがね、引っ込み思案。泉水子がさわるとパソコンも携帯もなぜかフリーズしてしまう。
「もっと、普通の女の子になりたい」
周りと違う自分に悩んでいた、そんなある日、幼なじみの相楽深行が玉倉神社に現れて、泉水子の通う中学校に転校してくることに……

■ 福山(潤)さんに対してイラッとするようにしていました(笑)

mjp―― 内山さんが演じる相楽深行というキャラクターの最初の印象は?

―― 内山昂輝さん(以下内山) 
オーディションのときに岸田メルさんのイラストと、作品概要をいただいたのがファーストコンタクトでした。
その絵の深行はとても美少年だったので、当初はそのイメージに引っ張られましたね。
そのせいでオーディションでは声が優しくなっちゃったんですけど、最初のテストで音響監督の若林(和弘)さんから「イライラした感じを乗せてほしい」と言われたので、もっと思春期な感じや、感情が固まってない感じを乗せてトライしました。

―― 演じてみて、深行はどういう少年だと感じましたか?

―― 内山 
山伏の修行という、とても変わったことをしていて、なおかつ反骨精神をすごく持っている子ですよね。それにくわえて父親との確執といった思春期特有のイライラもある。でも深行はモードの切り替えができる少年でもあると思います。
父親の雪政との口論で感情をはっきり出すときもあれば、泉水子やその家族と会うときには優等生モードでふるまう。高校の生徒会で話しているときもそうだし、また、宗田兄弟と話す友達モードもあるし、そうしたなかで最初はよく思っていなかった泉水子との関係性もだんだん変化していく。でも、深行は決して猫をかぶってるわけではないんですよね。パブリック場面できちんと礼儀正しくできる少年なんだなと思っています。
あとは基本的にはストイックなので、自分に対しても厳しくしている感じは意識しました。

―― ご自身に近いキャラクターですか?

―― 内山 
中高生のときの鬱屈した感じとか、イライラした感じとかはとてもよくわかりますね。ただ山伏の家系と言われても、そこ流石に経験がないので(笑)。
そういう意味では難しかったですね。普通の子と違うことをしてきた子なんだけど、そこだけにも気を取られないよう注意しました。

―― アフレコで大変だったところは?

―― 内山 
例えば深行と雪政が喧嘩しているシーンでも、表情の動きからして細かいんですよね。作品によってはなにか喋る旅にワンアクション、という単純な流れも多いんですが、『RDG』はしゃべっている間もなにか動作をしていることが多かったんです。そういう作品は事前に考えて仕込んでおく手間もかかるし、仕草によってセリフの言い方を変えなきゃいけないので、端的に言って難しいです。どれかひとつの喜怒哀楽だけだとすんなりいくんですけど、今回はセリフを言っている間にもいろんな感情が混ざっていくので神経を使いました。
でも、だいたい苦戦した作品のほうが見返すと面白かったりするので、大変な分だけ報われるのかなと(笑)。

―― 父親とのシーンの話が出ましたが、父親役が福山潤(『コードギアス 反逆のルルーシュ』ルルーシュ役など)さんというのも、ちょっと珍しいキャスティングですね。

―― 内山 
そうですね。福山さんがお父さんというのは正直びっくりしました。福山さんもお父さん役は初めてだそうです。原作でも超イケメンで父親に見えない人物ということで、福山さんは実はぴったりなんです。劇中では喧嘩ばっかりしている親子なので、僕も現場で福山さんに対してはできるだけイラッとするようにしていました(笑)。

――(笑)。収録現場の雰囲気はどうでしたか?

―― 内山 
収録現場の雰囲気は柔らかい感じでした。主人公の泉水子をやっている早見(沙織)さんの人柄もあるのかもしれないです。早見さんと一緒にお仕事したのは初めてでしたが、演技もすばらしいし、素顔も真面目でいい子だし、本当によくできた子だなと。僕より年下なんですけど、お姉さんのようです。すれてない素直な感じとか、泉水子と重なる部分もあって、まさに適役だと思いました。

―― 現場での思い出深いエピソードは?

―― 内山 
早見さんがもっていた別の作品の台本の裏表紙が数独のパズルになっていて、それを空き時間に福山潤さんとかみんなで回して解いてました。木村良平君が妙にうまいんですよ(笑)。「海外旅行に行くとき、移動中は必ずやるんだよね」って言ってました。

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