『リング』や『呪怨』などのリメイクで知られるRoy Leeさんは、「ハリウッドはコンテンツ探しに熱心だ」と語った。近年はマニアックな作品にも手を伸ばしており、トム・クルーズ主演で映画化が決定した『All You Need Is Kill』はその代表格だと言う。本作は日本のSF小説を原作に現在、ハリウッドで映画制作が進んでいる。 だが、多くの場合日本とのライセンス契約には長い時間がかかり、アメリカが二の足を踏む原因になっていると指摘した。
藤村さんは「プロセスが遅れて契約がなくなるのは日本にとっても損」と話す。しかし、一方で「日本側も誰に権利を預ければ安心できるのか分からない」と問題点を挙げた。 Roy Leeさんはその質問に「最も簡単なのは実績を重視することだ」と返した。現在はスタジオに対して企画を通すのが難しい時代になっているが、実績のあるプロデューサーなら映画化までたどり着ける可能性が高くなると話した。