2026年の春からスタートし、この6月末にいったんの最終回を迎えた各作品群。その中から『魔法の姉妹ルルットリリィ』『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』『Re:ゼロから始める異世界生活』に注目しました。
この3タイトルはいずれも続編の放送が予定されており、『魔法の姉妹ルルットリリィ』は10月から、『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』は配信時期が未定ながら企画進行中、『Re:ゼロから始める異世界生活』4th seasonも8月12日より《奪還編》の全8話が放送されることがすでに決定しています。
そこで本稿では、一旦の区切りを迎えた各タイトルの「どこが注目ポイントだったのか!?」をポイントに振り返りを実施。続編エピソードが公開された時に乗り遅れないよう、未試聴のかたは今からでもチェックをしてみてはいかがでしょうか。
『魔法の姉妹ルルットリリィ』ついにバレた!? 第2クールの大変動を予感させた最終回

本作は1983年に放送された『魔法の天使クリィミーマミ』から続く、「ぴえろ魔法少女シリーズ」の第6弾。第5弾の『魔法のステージ ファンシーララ』以来、28年ぶりのオリジナルシリーズです。コンセプトは「戦わない、誰も傷つけない魔法少女」。近年のメインストリームであるダークな展開やバトル要素のない、「女の子の願いを叶える」という昭和の伝統的な魔法少女スタイルに立ち返りました。
主人公は野々山風(ののやま ふう/妹)と野々山流(ののやま るい/姉)の姉妹。「ぴえろ魔法少女シリーズ」としては初のダブル主人公で、大人に変身した風と流がアイドルを目指す内容です。
おもしろいのは「魔法が使えることを誰にも言ってはいけない」というルールです。そのため姉妹でもお互いの正体を知らずに物語が進行。先に「リリィ」としてデビューした妹に憧れ、姉が後輩アイドル「ルル」としてステージに立つなど、その関係性が逆転します。

また「Episode08 秋風と麦わら帽子」では、勉強をしたくない風が魔法で「勉強のない世界」に改変すると、流が「魔法の国の住人のイタズラか!?」と考えて「勉強が当たり前の世界」に上書き改変するなど、思わぬ形で魔法合戦が繰り広げられてカオスに! そして第1クールの最終回では、ついに姉の流がリリィの正体に気付いて第2クールへの期待値を上げました。
そのほか、これまで強火のファンとして描かれてきた“モブの少女”こと「新木あさひ」が、リリィとルルに憧れてアイドルオーディションに挑戦するなど、今後の広がりもうかがえる本作。「あの子、ちょいちょい出てくるな」「あの子をもっと描いてほしい」。そんな声もある中、ついにステージに立つということで、そちらでも注目が集まりました。
第2クールのスタートはこの秋、10月!
リリィの正体に気付いたルルの反応は? いまだ何も知らないリリィの活躍は? そしてあさひという新人の登場に、あらためてアイドル活動に闘志を燃やした「神立塔子」「青園せな」の先輩コンビ……。まさに大変動を予感させる展開から目が離せません!
◆『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』ダース・モールとダース・ベイダーがついに夢の対決!

映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』に登場するや否や、寡黙なキャラクターと、レイ・パークの見事なアクションで一躍人気者になったダース・モール。映画では死亡したかに思われましたが、ダース・ベイダーに迫る人気を得たことで、CGアニメシリーズ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』にて復活。切り落とされた下半身の代わりに義肢を装着し、今度は裏社会でのし上がろうとします。
『モール/シャドウ・ロード』は、まさにその裏社会を掌握しようとしていた時期のモールを描いたCGアニメシリーズです。帝国軍から見捨てられたことで“ダース”を外し、ただの「モール」として暗躍しました。
各話約30分、全10話で描かれたそのストーリーでは、地元警察に追われつつ、とあるジェダイとそのパダワン(弟子)と交戦したりして小競り合いを展開していたのですが、地元警察の要請で帝国軍がやって来ると事態が急速に悪化。都市を掌握した帝国軍の執拗な追跡をかわしながら、時にジェダイらと手を組み、激しいアクションを展開しました。
帝国軍が介入する中盤以降は、緊迫感もアクションも増してどんどんと面白くなるのですが、中でもファンが期待していたのはやはり、ダース・ベイダーとの直接対決です。両者は人気キャラですがこれまで一度も顔を合わせたことがなく、まさに夢のマッチメイクでした。
「史上最強のシス卿」と名高い悪役だったベイダーは、モールひとりでは太刀打ちできないほどの実力者。少しのことでは揺るぎません。対してモールは、ジェダイと共闘してもなおあらゆる攻撃を跳ね返されて、たちまちピンチに!
その戦いの様子は『スター・ウォーズ』ファンなら見逃せないでしょう。人気を二分するヴィランが真剣勝負をするアクションシーンがあるだけで、本作は観る価値のあるシリーズとなりました。
◆『Re:ゼロから始める異世界生活』4th seasonn最終回は第1期の「ゼロから」と並ぶ感動の“神回”に!

4th seasonは3rd seasonで大罪司教の犠牲となった人々を救うための物語。大罪司教によって醜い姿にされてしまった人々、そして記憶や存在を奪われてしまった人々を元に戻すため、スバルたちは賢者が住んでいるというプレアデス監視塔を目指すことになります。
『リゼロ』といえば、スバルの「死に戻り」の能力で何度もやりなおして、絶望の先の希望をつかみ取る作品。しかし4th seasonは「死に戻り」に加えてさまざまな試練が襲いかかり、原作小説をすでに読了したファンが「シリーズ最大の地獄」と身構えるほどの展開が待ち受けていました。
過酷な旅に加え、監視塔に着いてからもスバルが謎の記憶喪失に見舞われたり、影なき殺人者が暗躍していたり……。スバルだけでなく、スバルの仲間たちでさえエグすぎる死にざまを何度も見せつけます。

その一方で、涙なしで見られない感動の物語も描かれました。たとえば第1話(通算67話)では母と子を描いて涙をボロボロ流すことになりましたし、第6話(通算72話)ではユリウスとの友情を描いて胸を熱くさせました。心をえぐるような辛いエピソードと感動的なエピソードが波状攻撃で視聴者を魅了する、中身の濃いシリーズとなったのです。

とくに記憶喪失に苦しみ、過酷な運命に音を上げてしまったスバルをヒロイン・エミリアが励ました最終回は、第1期第18話「ゼロから」を想起させるほどの感動大作に!『リゼロ』アニメ10年の足跡を辿るような内容にもなっており、第1期から追い続けていたファンを感動の渦で包んでいました。
なお4th seasonは《喪失編》(全11話)と《奪還編》(全8話)の分割2クール構成となっており、8月12日からは《奪還編》の放送がスタートします。スバルの記憶喪失の謎は? 影なき敵の正体とは? スバルたちは無事に目的を果たせるのか!? 期待が高まります!!









