おじさんだって「はめふら」が好き! “乙女ゲーム”の世界観なのに、大人男性も虜にするその魅力とは...【座談会】 3ページ目 | アニメ!アニメ!

おじさんだって「はめふら」が好き! “乙女ゲーム”の世界観なのに、大人男性も虜にするその魅力とは...【座談会】

TVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(通称:はめふら)にハマった“おじさん”達が、その魅力を座談会形式で語り合いました。

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『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』キービジュアル(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』キービジュアル(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』第3弾キービジュアル(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』第2弾キービジュアル(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』第5話先行カット(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』第2話先行カット(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』PVカット(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』第1話先行カット(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

【おじさん達が好きな“脳内カタリナ”は?】


『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』第1話先行カット(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
小野瀬:ちょうど、脳内会議の話が出ましたので、次のテーマ「おじさん達が好きな“脳内カタリナ”は?」に行きましょう。

:私は真面目カタリナが好きです。
脳内会議で、あの子が最終的な結論を言うことが多くて。
カタリナ自身は天然で明るい性格なので、ああいう冷静な脳内カタリナにギャップを感じて萌えてしまいます。

小野瀬:確かに、脳内会議メンバーで一番ギャップがありますよね。

:でも、冷静で真面目なのにボケキャラなところもあって。
マリアが出てきた直後、脳内で破滅フラグ回避のための作戦会議が開かれるんですけど、真面目カタリナが「国外追放された場合のため、畑を耕して農業の経験を積みましょう」と提案するんですね。
破滅フラグ回避ではなく、破滅後の身の振り方の話をしてて「キミがそれ言っちゃお終いでしょ!」と。脳内メンバーで一番冷静であっても、元がカタリナだからやっぱり天然で、そこがまた可愛い。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』第1話先行カット(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
沖本:僕は弱気カタリナが好きです。
理由は「庇護欲が掻き立てられる」の一言に尽きます。

小野瀬:弱気も可愛いですね。
個人的には、第6話「夏休みだから楽しく遊んでしまった…」で、脳内会議お休み中の弱気が印象的。
海でもプールでもなく会議室の中なのに、あの子は一人で浮き輪をつけ、床に座ってニコニコしてるんですよね。明らかに浮いた格好で、弱気のくせに姿勢(?)が攻めてる。
それを見て「なんておバカ可愛いんだろう!」と思いました。

沖本:あのシーン、癒されますね。

小野瀬:そんな弱気も可愛いのですが、私が一番好きなのはハッピーです。
脳内会議の時に特に建設的なアイディアを出すわけでもなく、基本的に“アホの子”なのですが、とにかく元気いっぱいで明るい。

カタリナ自身、前世の経験・記憶があるといっても、魔法は“土ぼこ”しか使えないし、テスト結果も平均の80位。特筆すべき能力はありませんが、でも持ち前の明るさやポジティブさで、運命を切り開いていっているわけで。
そんな、“カタリナらしいカタリナ”のハッピーを推します。

沖本: 確かに、ハッピーカタリナは周りもハッピーにするんじゃないのかなと思います。一緒にいると楽しくなりそう。

【おじさん達が攻略したい男性キャラは?】


『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
小野瀬:これが最後のトークテーマですね。王子様から義理の弟まで、個性豊かな“攻略対象”揃いの本作で、「おじさん達が攻略したいと思う男性キャラ」は誰なのか。

:待ってました!

沖本:僕は、“腹黒ドS王子”なジオルドです。
僕、美少女ゲームでも腹黒ドSキャラが好きで。『アマガミ』の絢辻詞とか。
腹黒属性の何が良いかと言うと、仮面が剥がれて本心が出る瞬間。そこにエロティシズムが詰まっている。
ジオルドはまだ仮面を被っているので、その仮面を剥がしたいみたいという欲求があります。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』PVカット(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
沖本:あと、もう一点。
僕は自己肯定感の低い人間なんですけど、僕みたいなタイプってヒエラルキー上位のタイプに恋をしがちだと思うんです。
自分にないものを求めると言うか。ヒエラルキー最上層の、完全無欠な王子様を自分のものにしたい。

小野瀬:お、おう……。

おじさんだって「はめふら」が好き! “乙女ゲーム”の世界観なのに、大人男性も虜にするその魅力とは...【座談会】
自身の自己肯定感の低さを語る沖本。
:私は、アランですね。
自分が“乙女ゲーム初プレイの女の子”になったつもりで考えたんですけど、初めてなので攻略しやすそうなキャラがいいなと。
アランは、選択肢の3択の中でどれを選べば好感度が上がるか一番わかりやすそう。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』PVカット(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
:もちろん攻略しやすいというだけでなく、負けず嫌いでいじけやすくて、さらにツンデレなアランに萌えます。
エンディングでは自分のためにピアノを弾いてくれて、そして抱きしめて欲しいなぁ。
……おじさんのくせに、一体何を言ってるんだろう。

小野瀬:曙さん、めちゃくちゃギャルゲー脳ですね。

沖本:ちゃんと脳内でシミュレーションしていて流石。

おじさんだって「はめふら」が好き! “乙女ゲーム”の世界観なのに、大人男性も虜にするその魅力とは...【座談会】
男性キャラの攻略妄想でキャイキャイ盛り上がるおじさん達。
小野瀬:最後、私が攻略したいキャラはキースです。
婚約者のジオルド含め、メインの男性キャラは全員幼少期からの幼馴染ですけど、みんなちょっと距離を感じるんですよね。
でも、キースは小さい頃からずっと一緒にいて、過去のトラウマに悩む“むき出し”の姿までも見てきた。義理の弟であり、一番距離の近い“幼馴染 オブ 幼馴染ズ”です。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』PVカット(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
小野瀬:私は、『はめふら』で誰を選ぶかというのは、『ドラゴンクエスト5』で誰と結婚するのかと同じだと思っていて。
『ドラクエ5』でいうとキースはビアンカで、極論、王子様も宰相の息子も、キース以外はみんなフローラ(とデボラ)。
そりゃもう、私はキース=ビアンカを選びます!

:あー、わかるかもしれない……。

小野瀬:別にね、アイテムとかイオナズンとか無くてもいいんです。ビアンカがそばにいてくれるだけで幸せなんですよ。
そして、王子と結婚して妃にならなくていい。キースと幸せに暮らし、畑を耕して過ごす“農耕”エンドでいいんです。

沖本:『はめふら』の話してて、まさか『ドラクエ5』のビアンカ・フローラ問題に落着するとは。おじさんらしい見解。

:昔、友達が『ドラクエ5』でフローラと結婚してて、選ばれなかったビアンカは山奥でひとりぼっちの生活してるんですね。それを見て、友達に対して「こいつ最低だな」って思ったことを思い出しました。
キース=ビアンカなら、キースは切れない。

おじさんだって「はめふら」が好き! “乙女ゲーム”の世界観なのに、大人男性も虜にするその魅力とは...【座談会】
キース=ビアンカ論を唱える小野瀬。
小野瀬:と、ここまで語っておいて何ですが……。

沖本:何でしょう?

小野瀬:誰を攻略するより何より、自分がカタリナに攻略されたいですよね。
だって、カタリナに攻略されたキャラはみんな、心の隙間が埋められて幸せになるんですから。
カタリナに攻略されて、優しい世界に包まれたい。

:結果「僕らはカタリナに攻略されたい」。多分それが正解ですね。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』第3弾キービジュアル(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
おじさん達の「『はめふら』のことを語りたい!」という思いから実現した本企画。
男性からの視点、おじさんらしい見解などが混ざったトークとなりましたが、楽しんでいただけましたでしょうか?
また、アニメ!アニメ!では読者アンケート「あなたの好きな“脳内カタリナ”は?」「あなたが攻略したい男性キャラは?」も掲載中です。是非こちらもあわせてご覧ください。

物語もそろそろ終盤……カタリナは果たして、破滅フラグを回避できるのか。そして男性陣(女性陣も)の気持ちは超鈍感なカタリナに届くのか。最後まで見逃せません。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』は毎週土曜日25時30分よりTOKYO MXほかにて放送。

(C)山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
《小野瀬太一朗》
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