劇場版「タガタメ」河森正治監督の仕事場に潜入! 「マクロス」「アクエリオン」制作したサテライトはどんなところ? 2ページ目 | アニメ!アニメ!

劇場版「タガタメ」河森正治監督の仕事場に潜入! 「マクロス」「アクエリオン」制作したサテライトはどんなところ?

劇場アニメ『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』の公開を記念して、アニメ!アニメ!はサテライトスタジオの見学をさせていただくことに! 本記事では、その模様を紹介していく。

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河森正治 サテライトスタジオ 模様
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  • 『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』 (c)2019 FgG・GUMI / Shouji Kawamori,Satelight
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■キャラクターたちが描かれる作画スタジオ


河森正治 サテライトスタジオ 模様
続いて案内していただいたのが、本社ビルの付近にあるサテライト制作スタジオ。
3DCGや編集作業を行う本社とは異なり、こちらは作画などの作業を行うスタジオとなっている。

河森正治 サテライトスタジオ 模様先程CGの確認作業を行っていた高橋監督のデスクは、確認待ちのカットが山積みに!

河森正治 サテライトスタジオ 模様演出からこれらのカットの確認まで、高橋監督の恐ろしい作業量がひと目でわかる。

河森正治 サテライトスタジオ 模様キャラクターデザインを担当する嘉手苅睦さんのデスク。制作真っ只中な状況での多忙ぶりが伺える。

河森正治 サテライトスタジオ 模様スタジオのあちこちに貼られているのはキャラクターたちの対比表。こちらを基準に、アニメーターたちが各カットの作画を行う。

河森正治 サテライトスタジオ 模様作画用紙の位置合わせをする器具「タップ」を通すための穴を空けるタッピング機も置かれていた。昨今はデジタルで納品するアニメーターも多いものの、確認作業はアナログがメインなため、各原画・動画を印刷後、こちらで穴を開ける必要があるとのこと。


河森正治 サテライトスタジオ 模様
最後に、色彩設計の作業風景も見学させていただいた。
写真のように、ノーマルの色から夜の落ち込んだ色まで、こちらで色彩設計の秋元由紀さんが色を作っていく。アニメのビジュアルを作る中で、必要不可欠な工程だ。

3DCGのど派手なメカアクションと、作画の融合が魅力のサテライト作品だが、スタジオを取材してその緻密な工程を確認できる機会はなかなかない。
これらの工程を踏んで、『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』がどのような作品に仕上がっているのか……ぜひ読者のみなさんには劇場でその完成度を確認してほしい!

河森正治 サテライトスタジオ 模様
そして、忘れてはいけないのが5月31日から6月23日まで東京ドームシティ ギャラリーアーモにて開催される「河森正治EXPO」!

原作、監督、脚本、絵コンテ、メカデザインと、多岐に渡る活躍で斬新な作品を世に送り続けてきた河森正治のプロデビュー40周年を記念した本展示では、これまで携わった作品のデザイン画や絵コンテはもちろん、秘蔵アイデアノートまで、千数百点以上の河森氏にまつわる展示物が集結している。

『タガタメ』と共に、ぜひこちらにも足を運び、河森総監督の足跡を改めて目に焼き付けていただきたい。
《山田幸彦》
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