「サイコパス」新プロジェクトから新枠"+Ultra"まで フジテレビアニメラインナップ発表会2018【レポート】 | アニメ!アニメ!

「サイコパス」新プロジェクトから新枠"+Ultra"まで フジテレビアニメラインナップ発表会2018【レポート】

ノイタミナ以来、様々なアニメ作品を世に送り出してきたフジテレビ。その新たなアニメラインナップ情報を公開する“フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018”が3月8日に開催された。

ニュース
注目記事
「フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018」の様子
  • 「フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018」の様子
  • 「フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018」の様子
  • 「フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018」の様子
  • 「フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018」の様子
  • 「フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018」の様子
  • 「フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018」の様子
  • 「フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018」の様子
  • 「フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018」の様子
ノイタミナ以来、様々なアニメ作品を世に送り出してきたフジテレビ。その新たなアニメラインナップ情報を公開する“フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018”が3月8日に開催された。

【フォトギャラリー】“フジテレビ アニメラインナップ発表会 2018”の模様を写真でお届け!

同イベントでは“Plus Ultra=もっと先へ”をテーマに、フジテレビのアニメに関わる新たな試みやノイタミナ枠の新番組、『甲鉄城のカバネリ』『PSYCHO-PASS サイコパス』ら人気作品の新展開が続々と明らかに。ゲストとして作品に関わるクリエイターの面々や出演声優陣も登壇。放送前の作品についてトークする時間も設けられた。

第一部で発表された「+Ultra」は、ノイタミナに加えて2018年10月から新設されるフジテレビの新たなアニメ放送枠の名称。この枠では“世界を見据えた作品を打ち出していく”のが目標だという。そんな「+Ultra」のムービングロゴを手掛けたのは、世界的に有名なアニメーション作品『AKIRA』や『スチームボーイ』を手掛けた大友克洋。

ここからは同枠で放送される番組のラインナップを紹介していった。
最初に登場したのは、『Pokemon GO』でお馴染み「Niantic, Inc.(ナイアンティック)」のARオンラインゲーム『イングレス』を原作としたアニメ。
この作品が「+Ultra」第1弾作品として始動し、ゲーム、アニメ、現実の3つがリンクする一大プロジェクトとなる。

櫻木優平監督は、原作・ナイアンテックと制作・クラフター、両社のオファーを受けての起用。櫻井は宮崎駿や庵野秀明ら巨匠たちとも仕事をする人物で、『Pokemon GO』ではヒューマンキャラのモデリングも行っているそうだ。
また、ナイアンテック社には日本のアニメが好きなスタッフが多いそうで、なかでも人気なのは『AKIRA』。大友のムービングロゴを看板とするアニメ枠で同社の作品が放送されることとなるが、その喜びもトークのなかで語っていた。

続いて紹介されたのは、2019年1月期の放送となる第2弾作品『revisions リヴィジョンズ』。こちらは現在劇場アニメが展開中の『コードギアス 反逆のルルーシュ』や『プラネテス』の谷口悟朗が監督を務め、制作は『永遠の0』の白組だ。

本作は、渋谷の街がそのままの形で300年以上先の「未来」に転送されてしまうという、パニック映画的な要素を含んだストーリー。スクリーン上では荒廃した大地に現代の街並みが移動してきたビジュアルが映し出されており、この日紹介された作品のなかでも特に異質さを際立たせていた。ゲストとして登壇した谷口によると、街の人々に起きる軋轢や、外からやってくるなんらかの災害を防ぐなどが物語の主軸になるとのこと。

「+Ultra」枠としてこの日最後に発表されたのが、2019年4月放送スタートの『キャロル&チューズデイ』。本作で『カウボーイビバップ』の渡辺信一郎が『交響詩篇エウレカセブン』などのボンズと再びタッグを組んだ。本作はボンズの20周年記念作品であり、企画の始動は『スペース☆ダンディ』終了の頃だそうだ。

ゲストとして登壇したボンズ代表の南雅彦は、本作を「音楽のイメージが残る作品」と語り、全世界を対象に、主人公キャロルとチューズデイの歌声を募集するオーディションの実施を発表。
また、キャラクターに関しては、キャラクターデザイン・窪之内英策との打ち合わせの際、渡辺の求めるものを窪之内が1時間ほどで形にしたという制作秘話も飛び出した。

第二部では、2005年『ハチミツとクローバー』から始まった「ノイタミナ」枠の新作『ヲタクに恋は難しい』と『BANANA FISH』の二作品を紹介。

『ヲタクに恋は難しい』の紹介コーナーでは、桃瀬成海役・伊達朱里紗と二藤宏嵩役・伊東健人がステージに登壇。同作は累計550万部を突破の人気コミックを原作としており、腐女子や乙女ゲームなど様々なジャンルに浸かる成海と、重度のゲームオタクである宏嵩を中心としたラブコメディが繰り広げられる。

ここでは最新キービジュアル公開のほか、エンディングテーマアーティスト、初回放送日時、文化放送で番組のラジオが配信されることが発表。トークではアフレコ現場も話題に挙がり、宏嵩の同僚である樺倉太郎役・杉田智和が、作中で度々描かれる“オタクあるある”をほかのキャストに丁寧にレクチャーしているそうだ。

吉田秋生の漫画を原作とする『BANANA FISH』は、2018年7月からスタート。アッシュリンクス役・内田雄馬と奥村英二役・野島健児がステージ上に現れると、作品に関する質問が投げかけられる。往年の名作だけあってアニメ化への反響も大きく、内田、野島共に周囲から「アニメ版を楽しみにしている」とよく言われると明かした。

話がオーディションの際のエピソードに移ると、本作は“テープオーディション形式”であったことが判明。
野島は受けると決まった時に原作を読み込むことを決めたと明かし、内田は当日に風邪で大変な状況だったそうだが、そんな窮地に陥った状態が決め手のひとつになったのではと回想する。

映画作品に迫る第三部では、最初に司会・吉田尚記が『ペンギン・ハイウェイ』を紹介。続く『甲鉄城のカバネリ ~海門(うなと)決戦~』では荒木哲郎監督が登場した。

同作はスピンオフではなく、テレビシリーズ『甲鉄城のカバネリ』に登場したキャラクターたちの半年後を描く。今回の脚本は荒木が担当しているが、これは「自分にみんながダメ出しをするチャンスを作りたかった」からだそうで、大河内一楼の構成を基に、荒木がシナリオを作る形で作業を進めているという。

また、テレビシリーズと『海門決戦』を繋ぐ作品として、ゲーム『甲鉄城のカバネリ -乱-』の発表も行われ、メインキャラクターを演じる小松昌平、黒沢ともよ、梅原裕一郎らが登壇。それぞれ、自身の演じるキャラクターを紹介していった。

本イベント最後の発表となったのは、2015年1月の劇場版から沈黙を守っていた『PSYCHO-PASS サイコパス』の新たなプロジェクトだ。
新たに展開されるシリーズ『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』と銘打って、2019年1月よりCase.1~Case.3の中編映画で構成。Case.1が霜月(CV:佐倉綾音)と宜野座(CV:野島健児)、Case.2が須郷(CV:東地宏樹)と征陸(CV:有本欽隆)、最後のCase.3で狡噛(CV:関智一)と、各作品で主軸となるキャラクターが変わる。

ここでは塩谷直義監督と狡噛役・関、宜野座役・野島が登場。関と野島は劇中を思わせるスーツ姿に身を包み、会場が湧く場面も。
声優陣のアフレコは既に済んでいるそうだが、収録に臨む前に、塩谷監督から関に“狡噛”として意見を求めることもあったそう。そうしてテレビシリーズのアフレコ当時の思い出などを語って行ったところで、本イベントの発表はすべて終了となった。
《胃の上心臓》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集