ヴィヴァルディの「四季」をアートアニメに クラウドファンディング実施 | アニメ!アニメ!

ヴィヴァルディの「四季」をアートアニメに クラウドファンディング実施

「四季」映像コンサート実行委員会はヴィヴァルディのクラシック曲「四季」をアートアニメーションとして映像化するためのクラウドファンディングを実施中だ。5月1日には春夏秋冬を表現する4人の監督が発表された。6月30日23時までに目標金額500万円の達成を目指す。

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山村浩二監督「四季」イメージイラスト
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  • アンナ・ブダノヴァ「春」ラフ静止画
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「四季」映像コンサート実行委員会はヴィヴァルディのクラシック曲「四季」をアートアニメーションとして映像化するためのクラウドファンディングを実施中だ。5月1日には春夏秋冬を表現する4人の監督が発表された。6月30日23時までに目標金額500万円の達成を目指す。

このプロジェクトは「四季」の音楽世界をアニメーションで映像化し、生演奏での上演とDVD化を目標としている。実行委員会には東京藝術大学学長の澤和樹、副学長の岡本美津子をはじめ、藝大映像研究科の教員が名を連ねている。
春を手がける参加アーティストはロシア出身のアンナ・ブダノヴァである。デビュー作の『The Wound(ザ・ウーンド/傷)』が2013年アヌシー国際アニメーション映画祭審査員特別賞をはじめ、第15回広島国際アニメーションフェスティバル優秀賞、第18回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など数多くのアワードに輝いた実績を持つ。

夏はエストニア出身のプリート・パルン&オルガ・パルン夫妻が担当。プリートは1977年『世界は本当にまるいの?』で監督デビュー。近年はパートナーであるオルガと共同監督を務め、様々な作品を発表している。
秋は日本の和田淳を起用。2010年公開の映画『ゲゲゲの女房』でアニメーションを務め、2012年に発表した『グレートラビット』がベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞に輝いた。
冬にはブルガリア出身のテオドル・ウシェフを起用した。カナダ国立映画制作庁で多数の短編アニメーションを制作し、2016年の『盲目のヴァイシャ』がアカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされた。

監修は『頭山』などの代表作を持つ東京藝術大学教授の山村浩二、プロデューサーは岡本美津子副学長が務める。初演は11月19日に北九州響ホールにて生演奏で上映され、12月には横浜でも上映会が行われる。
なおクラウドファンディングはALL or Nothing形式で、目標金額に達しなかった場合は全額返金し、制作は白紙となる。リターンなどの詳細は特設ページを確認してほしい。
《高橋克則》
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