東京藝大の公開講座「コンテンポラリーアニメーション入門 2017」世界的な映像作家が講師に | アニメ!アニメ!

東京藝大の公開講座「コンテンポラリーアニメーション入門 2017」世界的な映像作家が講師に

東京藝術大学大学院映像研究科が2009年から毎年開催している公開講座「コンテンポラリーアニメーション入門」が、今年は5月21日、10月22日、11月12日の3階に渡り行われる。

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東京藝術大学大学院映像研究科が2009年から毎年開催している公開講座「コンテンポラリーアニメーション入門」が、今年は5月21日、10月22日、11月12日の3階に渡り行われる。

「コンテンポラリーアニメーション入門」はこの時代にどのようなアニメーション作家が、どのような意識で作品を制作しているかを知るため、基礎知識を共有することを目的とした講座だ。
2009年7月に始まり、これまでにも世界各国で活躍するアニメーション監督、作家が登壇してきた。

5月21日の通算25回目となる講座には、講師としてアカデミー賞を受賞した経歴を持つポール・ドリエセンが登壇。
オランダ生まれのポール・ドリエセンは、2000年に『3人のミセス達』で高い評価を得ると、『The Fimble Fumble Stories』シリーズで作家、イラストレーターとしても活躍。遊び心のあるアイデアを映像に取り入れるのが特徴的な監督だ。

10月22日の講座に登場するのは、ドイツで生まれのライムント・クルメ監督である。ライムント・クルメは作家として活躍する傍ら、ブラジルや韓国の大学で客員教授としても活躍する人物だ。
線と形をユニークな発想と自由な表現で視覚化することが得意で、日本でもCMアニメーション制作として活躍した過去がある。

そして11月12日にはウェンディ・ティルビー、アマンダ・フォービス、そして進行役として東京藝術大学大学院アニメーション専攻教授・山村浩二という3人が登場。
ウェンディ・ティルビーとアマンダ・フォービスは、それぞれがカナダ国立映画制作庁で創作に携わると、その後は世界各国で30以上の賞を獲得した短編アニメ『ある一日の始まり』を共同制作した。

3回の講座はいずれも午後4時からスタートする。入場無料で事前申込も不要だが、先着90名限定となっている。立ち見スペースもないため、早めに訪れるように心がけよう。

【第 25 回講座】
演題:『線のメタファーとマルチ画面』
講師:ポール・ドリエセン
日時:2017 年 5 月 21 日(日)
開場:午後 3 時 30 分~
上映:午後 4 時~午後 5 時 講演:午後 5 時~午後 6 時 30 分

【第 26 回講座】
演題:『だまし絵、主と従の反転』
講師:ライムント・クルメ
日時:2017 年 10 月 22 日(日)
開場:午後 3 時 30 分~
上映:午後 4 時~午後 5 時 講演:午後 5 時~午後 6 時 30 分

【第 27 回講座】
演題:『個と世界』
講師:ウェンディ・ティルビー、アマンダ・フォービス、山村浩二
日時:2017 年 11 月 12 日(日)
開場:午後3時30分~
上映:午後4時~午後5時 講演:午後5時~午後6時30分
《ユマ》
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