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「ヤマト2202」小野大輔×神谷浩史インタビュー “ヤマト愛”に溢れたこの艦に、一緒に乗ってほしい

新作『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』が2月25日より劇場上映される。古代進役を演じる小野大輔と、ガミラスの新キャラクター「クラウス・キーマン」を演じる神谷浩史に、新たにヤマトに乗り込む意気込みをたっぷりと伺った。

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■小野「いろいろな愛が描かれる。それはヤマト愛と言っていい」

――古代進と対峙することになるキーマンという役柄を演じるにあたり、小野さんに負けないという気持ちはありますか。

神谷
どの作品でもそうなんですけど、自分の役を理解し、そこで輝けるようにという思いは常にあるんですよ。でも自分が変に目立ってしまうと、作品のバランスを崩してしまう。相手を引き立たせた上で、自分の役も活きるというやり方が、僕はとても現場にいて居心地がいいし、そういうポジションを目指しているんです。例えば古代がかっこいいシーンならば、その引き立て役に全力でなる。この瞬間はキーマンが目立たなきゃいけないのだったら、古代を食わなきゃいけない。そういうことを考えながらこれからやっていこうと思っています。幸いラジオの収録で会う機会があるので、もし何かあったら作品について話す機会も持てなくはないので。基本的には話しませんけど。

小野
でも珍しかったんですよ。ある日ラジオが終わって一緒にタクシーで帰った時に、『ヤマト』の話をしたんです。その作品の話って、その現場で話をするもの。ほかの現場で「今どういうアフレコ状況?」とか、今どんなストーリーになってるか話すことって、そんなにないんですよね。ただ今回は「キーマンが出てくる前、第一話はどんなストーリーだったの?」って神谷さんから聞かれて、説明しました。キーマンがどんな役かをアフレコ前に気にしていたので、「この人、気合い入ってる!」って思いました。ラジオを10年やってきたことで、そういう話もできるようにもなったのかなとも思って、それも嬉しかったですね。

――おふたりはまさにこれから『ヤマト2202』という艦に乗り込んでいくわけですが、ちなみにご自分が演じる役以外で好きなキャラクターはいますか?

神谷
僕は旧作から真田さんが好きなんです。(旧作で演じていた)青野武さんがすごく好きなんですけど、『2199』から大塚芳忠さんが引き継がれた。僕、芳忠さんも大好きなので。眼光の鋭いキャラクターデザインと芳忠さんの声が、すごくマッチングしているなって思います。真田さんがいるとすごく安心するので、旧作から大好きですね。


小野
僕は当然すべてのクルーにまんべんなく、同じ愛情を持って見ていますから。誰かひとりと言われても……雪ですね!

――めでたく古代と結婚しますしね。

小野
やっぱり雪ですよ。桑島法子さんの声は、雪そのものだと思う。これがヒロインだよなぁっていう声。美しくて凛としていて、すごく好きですね。

――今作では古代とふたりきりで車に乗って帰るシーンで、古代にしか見せない表情が見られますね。

小野
そうですね、ああいう可愛い部分も持ち合わせている。そしてちょっとしたミステリアスさもありますし。

神谷
ちょっとどころか相当ミステリアスだよ? 昔の記憶が全然ないんだから。

――おふたりはまさにこれから『ヤマト』の新たな伝説を作っていくことになると思います。『2202』が始まる今、どのような心境ですか。

小野
始まる前は、伝説的な作品ということにプレッシャーを感じていましたけど、『2199』の旅を終えて感じたのは、「やっぱりヤマトって面白い」っていう思いだったんです。ファンの方々も、若手の役者さんたちも、みんなすごく面白がっていた。ヤマトが好きだって思いが現場に溢れていて、それが幸せだったんですね。旅を終えたときにものすごく達成感を感じましたし、何より「俺たちはヤマトに乗ったんだ」っていう誇りが生まれた作品だったんですよ。だから『2202』に挑む今は、もうプレッシャーはなくて。完全新作に臨んでいくときのワクワク感や、またヤマトに乗れるという喜びで満ちあふれていますね。なのですごく単純な言葉になっちゃいますけど、今すごく気持ちが楽です。楽しみで仕方ないです。

神谷
『2202』って、すごい作品になることが宿命づけられている気がします。前作『2199』がすごく評価されたのだから。やっぱりそれには負けたくないですよね。なおかつベースとなる『さらば』は、シリーズの中で一番興行成績や評判が高い作品。そういうプレッシャーの中、それでも自分たちはこの作品を作りたいんだという思いで、スタッフは作ろうとしている。そんな作品に自分が関われているということが、猛烈に幸せです。僕が演じるのはオリジナルキャラクターだから、キーマンを通じて福井さんの意思が描かれていくだろうし。声優としてのキャリアを考えると、プレッシャーを感じるような状況、ギリギリのところに放り込まれるのって、役者としてすごくありがたいんですよね。どの作品でも気を抜いていませんけど、「ますます気抜けないな」って思います。


――最後に『2202』を楽しみにしているすべての人たちにメッセージをお願いします。

神谷
『2202』は、作るうえで恐ろしいほどいろんなハードルがあって、「それでもやります!」と答えたスタッフが作っている以上、中途半端なものは絶対にできないはずなんですよ。今後出てくるキーマンの台詞を借りて言うならば「とにかく見ろ。いいから!」ということですね。

小野
旧作からのファンの皆様にはもちろん、これからヤマトを知る新しい世代の方々にも必ず楽しんでいただける、普遍のテーマを描いた作品であると思っています。それはイコール愛。いろんな愛が描かれると思いますし、製作陣のヤマト愛も感じて頂けると思います。ヤマトが好きなキャスト、スタッフ一同がヤマト愛を注ぎ込んだ、このヤマトという艦。昔からずっと旅を続けているこの艦を、また新しい世代に渡していくような作品にもなるといいなと思っています。この愛があればそれも可能だと思っているので、ヤマト愛を感じていただければうれしいです。一緒にこの艦に乗ってください、よろしくお願いします!

《大曲智子》
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