「コンレボ」先行上映&トーク in フーターズ新宿店 水島精二監督、會川昇さん、南雅彦さんが「超人」を語る
『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』先行上映&『スペース☆ダンディ』上映とスタッフトーク@HOOTERS新宿店が10月24日に開催された。このうち第2部の『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』で様子をお伝えする
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このうち第2部の『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』で様子をお伝えする。ここでは4話先行上映に加え、第1話を見ながらのコメンタリートーク、アフタートークとして水島精二監督、原作/脚本・會川昇さん、第一部に引き続きボンズ代表取締役の南雅彦さんが登場した。
會川さんは同作について「1話完結で海外ドラマっぽいものをやりたかったんです。過去と現在、どちらも見せつつどちらも進行していく、よくある進め方をしていたつもりなのですが、そこからもう少し踏み外した物語にしたら誰もやっていないような形になりました」と『コンレボ』の独自の時系列展開について振り返った。
トークでは、世界観、変身シーン、作中に登場する建造物や電車、エンディングアニメーションについてなど、多彩な要素がちりばめられている作品だけあり多岐に広がったが、特に熱を込めて語られたのが「超人の定義とは何か」というトピックだ。
「“ヒーロー”という言葉だと、不思議な力を持った可愛いキャラとかは入らないんじゃないかと。人の想像力をもっと掻き立てる言葉が欲しいと思って“超人”を提案しました。“ヒーロー”の一歩手前の言葉ですね」と會川さん。
また、水島監督は「“ヒーロー”という言葉が与える印象から離れて“超人”というのは面白いです。自分の中でこういうのが超人である、と思えればいい。野球選手も超人だし、自分にとってすごい人たち、人間だけどある種のフィクションとしても捉えられる存在すべてが“超人”と思ってもらえれば嬉しいです」と語った。
続けて南さんは、「ゴジラやウルトラマンといった存在と共に、プロレスでいうなら力道山が全く身近ではなくブラウン管の先にいて、生で試合を目にしてもそこには確かな距離があり、それによって“超人”のイメージを喚起させられた昭和の時代が確かにありました。それが今この時代にアニメーションで描くこととすごくしっくりきたんです」と話してくれた。
さらに會川さんは「神化」という時代設定にも触れ、「神化の一定期間について描きたいです。『赤毛のアン』のように何年間かを描いてキャラクターを少しずつ成長させる方法もあるけれど、色々な時代の中で起きたある出来事を拾っているように見せていきたい」と作品についてコメントした。
豪華ゲストを迎えてのイベントでは、ここでしか聞けない番組の裏側やフーターズ・ガールのダンスなど盛りだくさんの内容となった。
[川俣綾加]
『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』
http://concreterevolutio.com/
TOKYO MX 毎週日曜23:00~
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