9月19日に開催されたアニメ制作技術総合イベント「あにつく2015」において、アニメ『神撃のバハムート GENESIS』の3DCG制作の過程を紹介するセッションが開催された。スピーカーであるCGディレクター 須貝真也氏は『龍が如く』『聖剣伝説4』などでCGアニメーターとして経験を積んだのちプロダクションI.Gに入社。『攻殻機動隊 S.A.C. SSS』『東のエデン』など多くの作品に関わった。現在は株式会社サブリメイションに所属し、『ガッチャマンクラウズ インサイト』でCGI監督を務めている。『神撃のバハムート GENESIS』では、エフェクトなどCGを使っているカットが1話につき100カット以上。サブリメイションではLightWaveとMAXを使用しているが、同作ではLightWaveを、モデリングにはメインツールとしてModoを用いているという。アーミラ以外のメインキャラクターはCGモデルを制作。頻繁に登場する馬や巨大なクリーチャー、ドラゴンのほかドラゴンや天使・悪魔などのモブ、水車や投石機といったBG関連のモデルも多数。4話では海上で海賊との戦闘シーンががり、海面の処理と船をCGで作り、作画で描かれたパーツと融合させ画面を構成した。海面処理では、板状の素材をディスプレイスメントによって歪め、ライティングし動きをつけた波素材と、波の山の部分のシルエットを拾える素材を使って海面を作った。また、1話の冒頭に登場する水道橋はモデルのままでは影が切り取られていてポリゴン感が強く画面上違和感が強いため、影を制御することで橋のタイルといった表面の凹凸感を演出。カイザルとファバロが水道橋を馬で駆けるカットでは、どのように土煙をつけたかを紹介していった。兵士のモデルを使ったCGの説明では、通常はボーンは1本だが2本もしくは3本にしておくことで、アングルが変わった際に腕を伸ばしたりと「迫力を出したりと、画としてよりいい動きをつけるため嘘がつきやすくなる」。補完するために絵を描いたりすることもあるが、こうすることでより良い動きに修正していけるという。[川俣綾加][/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
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