松本梨香、真殿光昭、小杉十郎太が再集結/『NINKU-忍空-』キャスト座談会-後編‐ 2ページ目 | アニメ!アニメ!

松本梨香、真殿光昭、小杉十郎太が再集結/『NINKU-忍空-』キャスト座談会-後編‐

『NINKU-忍空-』がBlu-rayとなり発売される。これを機に風助を演じた松本梨香さん、藍眺を演じた真殿光昭さん、橙次を演じた小杉十郎太さんに当時の様子をふり返っていただいた。

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■ 忍空の世界に、私みたいに救われる人がいるんじゃないかなって思っています

――みなさんから見た風助たちってどんな印象でしたか?

真殿 
風助って見た目で言えば主役じゃないですよね。カエルみたいだし。でも、カッコよく見えてくる。全てを包み込むオーラを持っているんですよ。
藍眺はもともと孤独で人を信用してなかったけど、風助に会うことでやっと一筋の光を見つけられた。風助に会ってなかったら絶対救われてない人間だと思うんですよね。
橙次はいい加減だし脳天気。でもいざとなったらすごく頼りになるし、こういうお兄ちゃんいたらいいなって思う存在ですね。
里穂子は、このあいだのオーディオドラマの収録の時に林原さんが「ヒロイン」って言ってたけど、ヒロインらしからぬ崩れた顔をしたりもする。こういうヒロインも珍しいなって思います。それぞれがすごく際立ってるキャラクターで、そこに際立った声優が当ててるからみんなが立ってるんですよね。

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松本 
役割分担がしっかりしていて楽しかったです。

小杉 
収録が進んでいくうちにだんだん分かってきたんですけど、風助は他のキャラクターとは別格で、橙次たちにないもの持っている。それを橙次たちも認めてるんだなって。
真殿くんも言いましたけど、「おいおい風助カッコいいじゃないか」って僕も思うようになりましたね。情に脆いのもいいところですよね。情に厚くて戦えば熱い。欠点なしで言うことないですよ。

松本 
風助の欠点は顔なの?

小杉 
……うん(一同笑)。

松本
愛嬌のあるいい顔だと思うけど…。

小杉 
藍眺はとにかく短気。橙次は藍眺の言葉をほとんど聞いてないんじゃないでしょうかね。じゃなかったら自分の妹(里穂子)にあれほどの罵詈雑言は許せないでしょ(笑)。人としては藍眺のこと好きなんだと思いますよ。

真殿 
『忍空』の事をしゃべり出したら延々と、10時間ぐらいしゃべっちゃうよね。

松本 
みんな大好きだからね。話してるうちに色々思い出してくるんですよ。

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――最後にメッセージをお願いします。

真殿 
話が進むに従ってキャストに大ベテランの方々もいっぱいゲストで出てきて、すごく味があるんです。

松本 
本当に勉強になりました~♪
今でも、あの頃学んだ事は役に立ってます。

真殿 
声優を目指している人にも『忍空』はとてもいい教材になると思います。もちろん純粋に作品として面白いので、たくさんの人に、僕の原点でもある『忍空』をぜひ楽しんでいただきたいと思います。

小杉 
まさか20年経って『忍空』がBlu-rayで復活するなんて予想だにしておらず、最初は驚きました。僕にとっても収録風景をはじめ記憶に残ってる大切な作品なので感謝感激です。当時見ていた方も、見てなかった方も、とにかくたくさんの人に『忍空』の魅力を知ってほしいし、思い切り楽しんでほしいなと思います。

松本 
『忍空』の時はすごく忙しくて、自分を見失いそうになった時もありました。そんな時に駅のホームで偶然ジャンプの大きな看板を見つけたんです。風助がヒロユキと一緒にこっちを向いて空を飛んでるというもの。その時に風助から「がんばるんだぞ!」って応援する声が聞こえた気がしたんです。自分の声なんですけどね(笑)素直に「がんばろ」って…。作品に、現場に、風助にとても支えられました。
それくらい風助は強い人だし、受け止めてくれる。
今でも、自分のそばに風助はいてくれる。
風助、藍眺、橙次、里穂子、忍空の世界に、私も救われたし、みんなにとってもそうであったら嬉しい。
Blu-rayでずっと残るのはありがたいし、『忍空』を残そうと動いてくださったスタッフのみなさんにも感謝してます。大好きな作品。ぜひ沢山の人達に見てもらえたらいいなって思います。
「忍空は永遠だぞ!!」by風助   

「NINKU-忍空-」Blu-ray BOX公式サイト 
http://www.ninku-box.com/

Blu-ray BOX第1巻
発売日: 2015年6月26日(金)
Blu-ray BOX第2巻
発売日: 2015年8月26日(水)
価格: 各30,000円(税抜)

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《細川洋平》
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