日本発のCGアニメの技術も堪能出来る。『アップルシードアルファ』は待望の日本登場だ。『EX MACHINA』や『キャプテンハーロック』などで海外において高い評価を受ける荒牧伸志監督の最新作である。制作は日本で行われたが、声優は当初より英語でするなど海外展開を考えられた作品だ。国際映画祭らしい作品といえるだろう。 東京国際映画祭がワールドプレミアとなる押井守監督の『GARM WARS The Last Druid』も、日カナダの合作のためカナダの俳優陣による英語での収録になっている。こちらは実写映画にCGアニメーション的な処理を加えたもので、新しいCG映像に挑戦する。
海外からはディズニーの最新作である『ベイマックス』がやはり大きな注目を浴びるだろう。アニメーションファンからも人気が高いティム・バートン監督の『ビッグ・アイズ(原題)』のフッテージ上映も押さえておきたい。 さらにマンガやアニメを原作とする実写映画『寄生獣』、『THE NEXT GENERATIONパトレイバー/エピソード10:暴走!赤いレイバー』もある。アニメファンも存分に楽しめる映画祭になる。