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「M3―ソノ黒キ鋼―」オニグンソウさん(キャラクター原案)インタビュー 後編

4月スタートの話題作『M3―ソノ黒キ鋼―』。キャラクター原案を担当したのは漫画家・イラストレーターのオニグンソウ先生のインタビュー後編。漫画家としてのルーツから作品参加まで、様々なお話をうかがった。

インタビュー
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■ みんな死にそうな感じで不安です(笑)

―アニメ!アニメ!(以下、AA)
『M3』の作品はどのような印象を受けられましたか。

―オニグンソウ(以下、グンソウ)
まだ第1話しか拝見していませんが、イメージイラストしかり、世界の全体的なトーンに影がありますよね。通常の「友情・努力・勝利」的な王道ロボットものではない感じ。ただ暗いだけじゃなくて、そんな中で少年少女の必死さによって青春がより浮き彫りになるのかな。ジュブナイルな要素は大好きなのでそんな作品になったら嬉しいなと思いつつ見ています。
ただみんな死にそうな感じで不安ですけど(笑)。ロボットものでホラーと謳うアニメは聞いたことがないし、自分が知っているストーリーからまた変わっているところがあるので、その違いとかも楽しみに見ていきたいな。

―AA
印象に残ったシーンを教えてください。

―グンソウ
これだけ言っておいてあれですけれども、やっぱり第1話の胸がバインバインするところです(笑)。少年のような笑顔で「わぁ~」って口に出してました(笑)。

―AA
あのシーンはコンテが佐藤監督で、指示も丁寧に書かれていたということです。

―グンソウ
そうなんですか。って、なにをやってるんですか!(笑)。いやすばらしかったです。
あと印象に残ったのはシーンというより全体的な色ですね。僕、キャラクターに色指定をしていないんです。本当に絵だけを描いてお渡ししたので。どんな色を合わせてくるのかも楽しみにしていたんです。
トーン抑えめの色でしたね。ホラー的な画面作り、この先の物語の陰惨さを予感させるイメージにつながっていると思います。「あ、こうなったんだ!」という印象でした。
メインマシンもラフデザインでしか見ていなかったし楽しみですね。ただ視聴者として楽しみたいなと思って見ています。
放送を見た友だちからは、グンソウさんの描いたキャラはみんな人殺しそうな顔してますねと言われました(笑)。

―AA
確かに今回、目の鋭さがすごく印象的でした。

―グンソウ
僕も同じことを思いました。デザイン段階での自分のイメージではマアムとイワトの目は鋭く、ササメとミナシはつり目ではないんですよ。でも画面に出て来ると鋭い目の印象が全体的にありました。自分は意識はしていないんです。ただ、鋭い目の方が印象に残る。これは他の方にブラッシュアップしてもらって初めて気づいた自分の絵の特徴です。

―AA
最後に皆さんへメッセージをいただけますか。

―グンソウ
『M3』は自分でもこれからどうなっていくのかわかりません。ただ、かなり驚天動地な展開を見せると聞いています。少年少女たちが、バケモノと戦う過酷な運命にどう抗っていってくかを自分も楽しみにしています。みなさんもぜひ楽しみにしていただけたらありがたいです。
また、6月には『-ヒトガタナ-』最新9巻発売に伴って6月14日にSHIBUYA TSUTAYAさんでサイン会を開催するので、ぜひ来ていただけたら嬉しいです。 
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(C)佐藤順一・岡田麿里・サテライト/M3プロジェクト


『M3―ソノ黒キ鋼―』
/http://m3-project.com/

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