[取材 ・文: 野口智弘]この4月よりMBS、TBS、CBC、BS-TBSの“アニメイズム”枠にてスタートする新作テレビアニメ『シドニアの騎士』。弐瓶勉の同名マンガを原作として、メカニックだけでなく人物もデジタルアニメーションで描く、新機軸のハードSFロボットアニメとして、現在準備が進められている。この1月、『シドニアの騎士』の制作スタジオ、ポリゴン・ピクチュアズにて、海外で行われた声優オーディションの合格者を招いたスタジオ見学という、なかなか興味深い場が設けられたので、その模様をお届けしたい。今回ポリゴン・ピクチュアズに招かれたのは、シンガポール在住のCharmaine Tan (シャーメイン・タン)さん。Charmaineさんは2013年11月にシンガポールで開催されたアニメイベント「Anime Festival Asia 2013」にて『シドニアの騎士』の声優オーディションに合格し、今回アフレコのために晴れて来日となった。見学に入る前に『シドニアの騎士』の石丸健二プロデューサーがCharmaineさんにあいさつ。現在制作中の『シドニアの騎士』の映像を上映し、Charmaineさんがゲスト声優として参加する話数もコンテ映像が流された。現場では両者笑顔を交えつつ、石丸プロデューサーから「ちょっとやってみましょうか」ということで、即興ながらアフレコの予行演習も行われた。今回Charmaineさんが声を担当するのは「高橋亮子」という役名の管制官。セリフ自体は短いながらも専門用語が多く、日本人にとってもなかなか難しい言い回しだ。数秒間という短い規定のタイミングに合わせてセリフを言うのも難易度が高いポイントだが、Charmaineさんも事前に練習してきたとのことで、緊張を見せつつも演技をこなしていった。続いて行われたスタジオ見学では、いよいよポリゴン・ピクチュアズの制作現場へ。300名近くのスタッフが作業を行うポリゴン・ピクチュアズでは、『シドニアの騎士』だけでなく、多数のCGアニメやコマーシャルなどが同時並行で制作中。すべてのアーティストが大きな1フロアでPCに向かいつつそれらの作業が進めらる様子はかなり壮観だ。Charmaineさんも「アニメのスタジオはもっと紙がたくさん置かれてごちゃごちゃしていると思っていたので、こんな綺麗だとは思わなかったです」と感想を漏らしていた。スタジオ内ではちょうど作業中だった『シドニアの騎士』の制作チームにあいさつ。「アニメーションのスタッフの仕事を見て、いろんなステップがあって(完成まで)すごく長いなと思いました。みなさんとても一所懸命やっていて、すごく大変ですけど、すばらしいと思います」とCharmaineさん。なかでもフロアに掲示されていた『シドニアの騎士』の多数のデザインスケッチが興味深かったとのこと。
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