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──『ペルソナ』シリーズで、お気に入りのシーンといえば?
秋田谷監督
劇場版にもあるシーンですが、やはり『ペルソナ3』の主人公が初召喚する場面は、一番イメージに残っていますね。息を荒げて口元はニヤリと笑ってというあのシーン、今回のキャラクターデザイン・アニメーションディレクターの渡部圭祐さんに直接原画を担当していただいているので、そこも本作の見どころですね
──確かにあのシーンは見応え充分でした。ちなみに、監督がペルソナ能力に目覚めるとしたら、どんな能力が欲しいですか?
秋田谷監督
そうですね、ペルソナとは言えないかもしれませんが、時間を止められたらいいですね。締め切り間際には助かります(笑)。
──それがあれば、更に作品を作れそうですね。もし叶うならば、『3』以外でアニメ化してみたい作品とかありますか?
秋田谷監督
『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』をアニメ化してみたいですね。きっと、『P3』の主人公以上に無口でストイックな主人公が世界を救う、みたいな感じになるんじゃないかな。
──スタッフさんや声優さんの中で、『ペルソナ』シリーズを遊んだ方はいましたか?
秋田谷監督
『P4A』から引き継いでいるメンバーに関しては、ほとんどですね。遊ぶだけじゃなくて、何度も同じシーンをチェックしたりと。だから本当に、みんな詳しいですね。
■原作をプレイした方へ、そして遊んでない方にも向けて、監督から
──熱意あるスタッフにより作られた劇場版「ペルソナ3」ですが、原作を遊んだ方と、この映画で初めて『ペルソナ』の世界に触れる方に、それぞれメッセージをどうぞ。
秋田谷監督
まず遊んだ方に向けてですが、ゲームとアニメは表現も異なりますし、「自分が進めた『P3』とは違う」と思う方もいるかもしれませんが、ペルソナ愛に満ちたスタッフによるひとつの流れ、という目で見て頂けると嬉しいです。
あと今回は第1章ということで、始まりの話となります。2章以降も段々盛り上がっていって、最後どういう着地になるのか、期待して楽しんでください
秋田谷監督
そして知らない方に向けてですが、本企画は第1章ということもあり、間口は拡げて作ってあります。これを見て興味を持ってもらえたら、ゲームを遊んで予習してもらい、2章以降を楽しんで頂けると嬉しいなと思います。
──監督が受け継がれたバトンが、来場される方々に届く日を楽しみにしています。本日はありがとうございました。
劇場版「PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth」
2013年11月23日公開
配給:アニプレックス
公式Twitterアカウント:@P3movie
劇場版「ペルソナ3」公式サイト
/http://www.P3M.jp/
(C)Index Corporation/劇場版「ペルソナ3」製作委員会
[インサイドより転載:/インサイド]