「東京マンガラボ出張コラム部」第6回 立命館大学琵琶湖漫画研究会編 | アニメ!アニメ!

「東京マンガラボ出張コラム部」第6回 立命館大学琵琶湖漫画研究会編

全国の各学校のマンガ関連団体の学生さんたちが、お薦めマンガを紹介する「東京マンガラボ出張コラム部」。今回は立命館大学琵琶湖漫画研究会さんが、「バイオーグ・トリニティ」と「かみちゅ!」をピックアップ。 

連載 東京マンガラボ出張コラム部
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東京マンガラボ出張コラム部の読者の皆さま、はじめまして!
立命館大学琵琶湖漫画研究会の会長のsecodn.(セコドン)と申します。今回ご縁があってこのコラムを書かせて頂くことになりました。漫画の執筆に学業、サークルの仕事と何かと多忙な日々ですが、過労死してしまわないように頑張っています。

立命館大学琵琶湖漫画研究会(略称:RBM)は、「漫画研究会」と名のつく通り漫画の製作を主な活動としており、当キャンパス内でもその歴史は古く設立は1995年、18年の時を過ごしてきた老舗サークルです。総勢80名を超える部員が漫画やイラストなどの創作活動を行っており、漫研を名乗ってはおりますが、漫画・イラスト・その他創作に関するものなら何でもウェルカムな、多方面で活動しているサークルです!
特徴としては、男女ともにとにかく部員が多く、さまざまなジャンルを好む多くの部員が交流していることでしょうか。あなたと趣味の合う部員も必ず見つかるはず!

そんなRBMの目玉と言えば当サークルの部誌「Colors」、そして「イラストパネル展」です。
「Colors」とはRBM会員たちの夢、希望、妄想、情熱が詰まった本です。中身はなんと創作の作品、つまり版権ではなく会員が作ったオリジナルの漫画・イラストのみの収録を実現しています。数百ページにもなることも多く、ボリューム満点です!各地の即売会に参加する際にもこの本を販売しております。

つぎに「イラストパネル展」。パネル展は学園祭に合わせて開催され、毎年部員たちの渾身の作品の数々が会場に並び、訪れた来場者の目を楽しませています。またパネル作品の他にも、漫画の制作過程の展示、似顔絵コーナーなども設けております。会場では先ほどお話した会誌「Colors」の販売も予定しており、実際に手にとってご覧頂くことも可能です。

このように「絵」を中心に活動していますが、他にも合宿を行ったり部室で談笑したり、即売会などのイベントに参加することもあります。興味があればぜひ覗きに来てくださいね!

HPもあります→/http://rbm.uunyan.com/

それでは続いて、我がサークルの部員による漫画紹介に移らせていただきます!

abesan ■ 「バイオーグ・トリニティ」 
原作:舞城王太郎 作画:大暮維人


こんにちは!RBM渉外のもっつという者です。私からは「バイオーグ・トリニティ」という漫画を紹介させていただきます。
ウルトラジャンプに掲載中のこのマンガは小説家として有名な舞城王太郎先生と、「エア・ギア」などの作品で知られる大暮維人先生の強力タッグで描かれるラジカルポップな青春群像劇です。
表裏のない性格の高校生「藤井」はクラスメートの「榎本芙三歩」に思いを寄せていますがアプローチをかけられず、陰から芙三歩の事を守っている恋敵、「穂坂正路」に劣等感を感じています。そんな藤井に中学からの友人、「井本極子」は想いを寄せているのですが、口には出さず藤井を応援していました。そんなある日、藤井は両手に穴が空き、好きな物を吸い込んで融合できてしまう病気、「バイオ・バグ」にかかります。危ういバランスで成り立つ世界で彼らの青春はどうなってしまうのか…。

この作品の一番のポイントは「バイオ・バグ」という病気です。好きな物をなんでも『2つ』まで吸い込んで、そのものと融合するという奇病が普通に存在する、という世界はビジュアル的にも現実とはかけ離れたファンタジーの世界です。その世界観を余すところなく表現する大暮維人先生のイラストは圧巻。また、「バイオ・バグ」を中心とした様々な設定が面白い。特に「好きな物を何でも『2つ』」という縛りが後の展開も大きく左右していきます。
超能力系の設定が好きな読者にはたまらない「バイオ・バグ」を軸に、一風変わった青春ストーリーが美麗なイラストで読むことができる作品です。現在単行本が2巻まで出ていますが、これからの展開が楽しみで仕方ありません!是非1度手に取ってみてもらいたい作品です。

《animeanime》
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