レイ・ハリーハウゼンは、映画の特殊映像・効果の巨匠だ。その映像は、VFX、VES、あるいは特撮、ストップモーションと様々に表現される。表現が定まらないのは、ハリーハウゼンの仕事がそうしたもの全ての源流のひとつだからだ。現在の様々な映像の特殊効果は、多かれ少なかれハリーハウゼンの影響下にあると言っていいだろう。そのハリーハウゼンは2013年5月7日に92歳で他界し、多くのファンを哀しませた。8月に公開されたギレルモ・デル・トロ監督の『パシフィック・リム』では、エンドクレジットにて本多猪四郎監督と共に献辞を捧げられているほどだ。そんなレイ・ハリーハウゼンの特集上映が、この9月に実現する。映画監督の発掘、登竜門としても知られる映画祭PFF(ぴあフィルムフェスティバル)が、レイ・ハリーハウゼンの追悼特集を組む。招待作品部門「素晴らしい特撮の世界~手仕事の楽しさ・手作りの映画」のプログラムだ。上映作品は、1958年の『シンドバッド7 回目の航海』、1963年の『アルゴ探検隊の大冒険』、そして1981年の『タイタンの戦い』の3本である。いずれも映画史に燦然と輝く名作だ。しかし、大型スクリーンで観る機会は多くない。いまなお色褪せない映像と共に、この機会に鑑賞したい。上映は『シンドバッド7回目の航海』が9月14日15時から、9月18日18時45分から『アルゴ探検隊の大冒険』、同21時から『タイタンの戦い』である。会場は東京・渋谷のパルコ パート3 8Fのシネクイントである。詳細は、PFFのサイトにて確認出来る。このほかPFFは、14日のオープニング特別企画として特別講座「今、改めて特撮」を実施する。犬童一心、尾上克郎、樋口真嗣、矢口史靖らの映画監督や関係者が“特撮”について語る。(参加申し込みは9月7日終了)ふたつの企画は、若手のための映画祭とされるPFFが、敢えて古いと思われがちな特撮をピックアップするのが面白い。そこには手作りの仕事を振り返ることで、新しい何かが見えて来るのでは?というPFFのメッセージも感じられる。第35回PFFぴあフィルムフェスティバル9 月14 日(土)~20 日(金)、シネクイントにて開催/http://pff.jp/35th/招待作品部門「素晴らしい特撮の世界~手仕事の楽しさ・手作りの映画」「追悼 レイ・ハリーハウゼン」[上映作品]『シンドバッド7 回目の航海』 (1958年)『アルゴ探検隊の大冒険』 (1963年) DCP 上映(デジタル復元)『タイタンの戦い』 (1981年) 35mm フィルム上映。※少々褪色あり
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